題を見ると「ヤドカリ不動産」
表紙の絵を見れば、ヤドカリの絵。
ヤドカリが、おうちをさがすお話?なんだか楽しそうと思って借りた絵本だったのですが・・・よく見てみれば、これ「ヤドカリ」ではなくて「ヤドカシ」不動産。
このヤドカシ不動産は、いろんなお客さんに、希望にそったおうちを紹介しています。
羽がぬれると飛べなくなるチョウには、チューリップマンションを。
兄弟別々のお部屋を希望のホタルには、なんと、かばの鼻の穴を。
いばりんぼのバッタには、ちょっといじわるして、くもの巣のハンモックのついた高い木のおうちを。
こんなふうに、日々がんばっているヤドカシ不動産。
みんなは、彼を「ヤドカリ」だと思っているけれど・・・って、私も思っていましたが・・・
実は実は、ヤドカリではなく、ザリガニなんです。
背中にいるのは、貝殻ではなく、なんとカタツムリ!というオチつきです。
だからね、やっぱり、ヤドカリ不動産ではなく、ヤドカシ不動産なんですね。
一軒家に定住を決めて9年目。うちの子は、なんと、引越しにあこがれているんです。
「○○ちゃんは、今度引っ越すんだって。」
「○○ちゃんちみたいに、エレベーターのあるマンションに住んでみたいなぁ。」
「○○ちゃんちみたいなおうちだったらよかったなぁ。」
って。
自分のうちとはぜんぜん違うよその家を想像するのって、子供にとってとっても楽しいことなんでしょうね。4歳の息子が特にハマって、毎晩、読んでほしいと持ってきます。