兄が小さい頃、読んだ絵本の中で、一番心に残っている本だそうです。私は、まったく覚えていませんでした。
最初のほうの絵は、ステンシルで書いたような風景のようでとてもかわいいです。
朝が来て、夜が来て…その積み重ねで、春、夏、秋、冬…とすぎ、また、その積み重ねで、時は流れ、今は昔になり、だんだん、生活も街も変わっていく。
…その、移り変わりを、とてもわかりやすく、絵本にしていると思います。
最後に田舎に帰った”ちいさいおうち”は、ニコニコ顔に見えます。
自然を”自然に”感じていくことは、なくしてみて初めて、その大切さがわかるのかもしれませんね。
そんなことを教えてくれる本だと思います。