三人のこどもたちと学校に住んでるカッパのお話です。
甘い匂いに誘われて出てきてしまったカッパ、名前をイケノオイとつけられます。 名前の由来はアンドレくんの些細な聞き間違い…。
でも、なんだか絵と合ってるところが面白いです。
早速、家で飼うことに…。
音楽が好きらしくピアノの音が聞こえるとバレリーナみたいに踊り出す始末。 片足上げてクルクル踊っている姿はひょうきんでとてもかわいらしかったです。
朝になるとなんだかどんどんグッタリしてきて…。
食べ物?と思いましたが一番の原因は水道水!!
男の子は知らなかったようですね。水道水は人間には飲めるきれいな水ですが生き物からしたら薬が沢山使われている命が危ぶまれる水だということを…。
もう少しで死ぬとこでした。
こんなことがあったイケノオイ、あとでペラペラとしゃべる、しゃべる。 子供たちとイケノオイのやりとりがリアルすぎて読むのが止まらなくなりました。
イケノオイは見た目もですが少しおっちょこちょいです。 だって、いつもは見つからないように隠れているのに甘い匂いに誘われて出てきてしまったということ、そして、捕まる時もトンボとりの指グルグルで目がまわり捕まっているとこ。
他のカッパは捕まらなさそうですよね。
こどもたちだからよかったけど他の人だったらと思うと恐いです…。
イケノオイのなぞなぞ。 良い問題でしたね。
イケノオイがこの学校を大好きなのがよ〜く分かりました。
爽やかな答えで思わず、幸せな気分になりました。
この本を読んでから二学期を迎える子、一段と友達に会いたくなると思います。
課題図書というのがうなずける本でした。