主人公の女の子は2,3歳くらいでしょうか。
2歳半の娘より少し年上かな、と思いながら読みました。
好奇心にあふれた幼い女の子のかわいらしさがよく描かれており、読んでいる大人もつい笑みがこぼれる絵本です。
早くお出かけしたい、お手伝いしたい、お化粧したい、、、あやこは一人でやってみたいことだらけです。
うちの子も魔の2歳児、何事も「じぶんで!」で毎日相手をするのに苦労しているので、自分のうちのことのようでつい笑ってしまいます。
このお父さんお母さんのように、失敗しても怒らずやさしく見守ってあげられるといいな〜と思いながら読みました。
娘は後半、玄関先で転んでしまうシーンが印象深いのか、「ころんじゃった絵本」と言っています。
出かける前にぐずっている時など、あやこちゃんみたいにおでかけの準備しようね〜というと、素直に身支度することもあります。
まあ魔のイヤイヤ期なので、もちろん百発百中ではありませんが…
そしてあらためて、林明子さんの描く子供は本当に素敵ですね。子供のあどけない表情、何か企んでいる瞳、
満面の笑み。華奢な体つきや手指まで、子供の暖かさ、柔らかさが伝わってくるようです。