「どろんこハリー」などでおなじみの作者の絵本です。
色数が少ないのに生き生きとした挿絵と楽しいお話で、このご夫婦の本はどれも大好きです。
この絵本も、期待にたがわずとても素敵です。
色数の少なさはいつもと同じなのですが、それがとても効果的。
モノトーンの冬空はとても暗く、人々が春をまちわびる様子がよく伝わってきます。
子ども達が春を呼び込むために思いついたアイディア、とても素敵です。
黄色、グリーンの鮮やかな色彩がまさに春なんですよね。
文章は短いので、小さいお子さんから楽しめると思います。
春を待つ季節にお勧めです。