登場人物は 猫の「よも」と働き盛りの「ゆうじさん」。
よもはゆうじさんが大好きでかまって欲しくて仕方が無い様子。
しかし 日に日に忙しくなるゆうじさんは休みも無くなり
身なりも気にしなくなり 趣味も忘れ 終いには食事は
もとより 家に帰らなくなります。
一大事に気づいたよもは 随分前にした「釣りに行く」
やくそく を思い出します。
読み進むうちに 何だか心が「キューン」としました。
よも は誰? 子ども? ママ?
ゆうじさんは ママ? パパ?
最後は ホッと一安心なのですが 奥が深い気がしました。
「周りが見えないぐらい忙しいのも良いけれど
他にも 大事な事が ありますよ」
と 言われている気がしました。