ボールで遊んでいたかと思えばウサギと遊んだり、
釣りを始めたり…しりたがりやジョージの興味は
とどまるところを知りません。
一体いつたこをあげるの?
と思ったら3分の2程読んだところで凧上げへ!
それまでは凧あげとは直接関係のないお話。
次から次へと面白そうなものを見つけては
ちょこちょこやってはいけなそうなことを
行動に移していくジョージの姿は子どもそのもの。
新しいものを発見したとき、
「何かやらかしてくれそう」感がたっぷりです。
前半はどちらかというと「静」、後半はダイナミックな「動」の
展開という印象。
今回はきいろいぼうしのおじさんがとっても頼もしいです。
80ページ近くあり、2歳半の息子は最後まで聞いて
いられるかしら?と思ったのですが、夢中で聞き、
釣竿を作るところ、凧にジョージがつかまっている所で
大笑い。毎回このシーンでケラケラ笑っています。
きいろいぼうしのおじさんが助けに行くシーンも好きで、
その部分も繰り返しをせがまれます。
どんな事態に陥っても、真剣に心配してくれて、
最終的には助けて安全地帯に引き戻してくれる
大人の姿があるということも、
安心して読める要素なのかもしれませんね。
1回読むのに15分ほどかかるので、連続繰り返しをせがまれると
つらいものがありますが、息子にとってそれだけ何回も聞きたい
欲求を満たしてくれる、魅力的な話なのでしょう、
長く読むことになりそうです。