死神の友達は天使の女の子。
天使の友達は死神の男の子。
この二つは、やはり「ふたつでひとつ」なんですね。納得です。
死神くんもエルスウィーズも、お互いが救いで、ずっと友達が必要だったんだ。
初めて、嬉しいとか楽しいとか寂しいとか
そんな感情に出会って、今やっと心が生きていると感じているんじゃないかな。
こういう生死をテーマにした絵本は一歩間違えれば重く怖い印象になりがちですが、優しく繊細に描くとこんなにも幸せな気持ちになるのですね。
可愛らしい絵と愛嬌のある死神くんのおかげで安心して読むことができましたし、大人にも子どもにもおすすめしたい一冊だと思いました。