火の絵本って見たことがない。
これが読んでみたいという最初の動機でした。
「火」を取り扱うなんて、なかなか、どうして、勇気がいりますよ〜
「火」は使い方ひとつ間違えると、
「炎」となり、大変危険で怖いものです。
「火」の魅力とはなんでしょう?
実際、ろうそくの火を見ていると、癒されるのも事実です。
そして、人間には必要不可欠な物でもあります。
真っ黒な背景に、真っ赤な火。
最初は小さな「火」から、
だんだんと「火」が大きくなって、
大きな「炎」となります。
シンプルなことばと、シンプルな絵。
火にもいろんな表情があることがわかります。
「火」って怖いけど、それをふまえたうえで(たぶん)
新井洋行さんは、それをとても可愛く仕上げています。
とてもインパクトがあるので、
印象に残りやすい絵本ではないでしょうか。
ただ、誰にでも読んであげていいとは思いません。
読み聞かせの対象は慎重に考えたほうがいいと思います。