今、注目している新井 洋行さんの作品なので読んでみました。
新井さんの作品では「あけて・あけて絵本 れいぞうこ」「あけて・あけて絵本 おしいれ」が、とても気に入っています。
18.6cm×18.6cmの変形の絵本ですが、横でなく縦に開くというのが新しい感じです。
背景は黒。
火には顔があって、赤。
そして、文字が白抜きという三色刷り。
物語もシンプルで、それこそ小さな火が、だんだん大きくなって、「ごごごごー!」となる時は、燃え盛る火になります。
そして、最後は、元の火種になるというもの。
何と言っても、その火の表情が最高に良いです。
火を意識しないと、単なる不思議な生き物と言う感じなので、単純にキャラクターとして楽しめる作品です。
やはり火遊びを連想させるなら避けたいのですが、対象年齢は、それ以前の0歳〜1歳というところかと思いますので、それ程の心配は不要でしょう。
その不思議なキャラに、赤ちゃんも夢中になること必至だと思います。
ファーストブックにオススメです。