トマトさんが泳ぎたくないって言ったのは強がりだったのですね。
このあとからは
トマトさんの気持ちがじんじん、じわじわと伝わってくる場面が続きます。
あまりの暑さにほろっと本音と涙がこぼれた場面。
それに気づいたむしたちがてこを使ってトマトさんを転がそうとしている場面。
そして 念願かなって「じゃっぷーん!」と川に落ちた場面。
トマトさんの表情は本当に豊かで共感せずにはいられない感じでした。
特に水しぶきをあげて川に落ちた時の至福の表情なんて絶妙ですよ。
本当に気持ち良さそう、嬉しそうです。
(よかったねぇ〜!)と思わずにいられませんでした。
また、「思いやり」という気持ちが
自然にわいてくる絵本であるようにも感じました。