ピッピは素敵だなあ。
心がなにものにも囚われていなくて自由なのだなあ。
自由でいられるってことは、とっても強いんだと思います。
もちろん、世界一強い女の子ですから強いっていうのも
あるのですけど、心の中もね、強いのだなあって思うのです。
子どもの自由気ままな暮らしっぷりが描かれた絵本を読むと
「親の立場からしたらやっぱり困るのよねえ」と思いがちなの
ですが、なぜかこの絵本はそんな風に思わなかった・・。
小さい頃、私もこんな風だったなあ、楽しいんだよね!って
思ってしまったのです。ピッピがあまりに突き抜けている
せいかしら?それとも自分の責任で暮らしているせいかしら?
こんな風だったって、卵を頭にのせたままで平気だったとか
どろぼうをこらしめたとかってことじゃないですけどね。
「ゆかにおりないあそび」みたいなやつね。
私は、だからかなり共感してしまったのですが、小さな子ども
な娘は、それが特に共感してもいなさそうだったのです。
不思議なものだなあ。おそらく、ピッピになるにはまだ
小さすぎるのだろうな。ちょっと年上の子どものはちゃめちゃ
加減が少しだけ怖いのかもしれません(びっくりしてしまってね)。
それから、「ひとりで暮らしている」っていうのに共感でき
ないのだろうなあ。両親以外の人のところで夜眠ることも
できませんから(同居しているじいじばあばのところでさえ
眠れない娘です)。
この絵本、図書館で借りてきたのですが、巻末にピッピと
ニルソン氏のきせかえ人形もついているし、欲しくなって
しまいました♪