「バーナデット・ワッツの絵が素敵だったので」とお友達からいただいた絵本です。私もバーナデットの絵は好きなので、お気に入りの1冊になりました。
レイチェルがおばあちゃんからもらったバラを大事にかざっていたのですが、とうとう枯れてしまい、そのことを嘆いていました。あんまり、悲しそうなので、お母さんが一緒に園芸店に行ってバラの苗を買ってくれました。そして、一冬越して6月、バラが花を咲かせるまでのことが綴られています。
淡々と、レイチェルのバラに対する気持ちが書かれています。バーナデットの絵がそれをいっそう生き生きと描いています。レイチェルの家の中の様子や庭のたたずまい、草花の様子など、絵を見ているだけでもあきません。この本を見ていると、マンション住まいの我が身が恨めしく、やはり植物を育てるには、庭のある家がいいなあと思ってしまいます。
また、切り花のバラの世話の仕方や、バラの苗木の育て方、冬の越し方なども詳しく書かれていて、バラを育てる入門書のようです。