『島ひきおに』を読んだ時にも感じた、やり場のない気持ちを、また味わう絵本に出会ってしまいました。
前々から、この表紙、すごく気になってたんですけど、次女が図書館で見つけて借りてきて、初めて読むことになりました!
まさか、こんなストーリーだったとは・・・?!
またしても、や、やられた〜って感じですよ。
外見がどんなに醜くても、美しい優しい心を持った怪物。
それなのに、
動物が逃げ出し、植物が枯れ・・・
天気や、水や、石さえも崩れてしまうなんて・・・!
たったひとつの例外=いしのうさぎに出会えて、本当によかった。
動かない、話さない、歌わない、踊らない・・・ただじっと座ったままのいしのうさぎ。
でも、きっと、怪物は、本当に幸せだったんだろうな。
読めば読むほど、心の中がチクチク突き刺さるような痛みを覚えてしまうのはどうして?!
もし、目の前に、この怪物が現れたら、逃げ出さずにいられる自信がないからでしょうか?
読み終わって、何だかもやもやするこの気持ちを、うまく表現できなくて、歯がゆいのだけど・・・皆さんにもぜひぜひ味わっていただきたく、おすすめします。