貧しい母子家庭が舞台です。
「ぼく」は、お母さんが夜勤に出かけた後、姉のメイベルの発案で、
弟のエディも一緒に、ケニーさんの畑からじゃがいもを「収穫」することにしたのです。
ところどころ破れている衣服から、この家族の貧窮ぶりが伝わってきます。
月明かりで「収穫」に励む「ぼく」たち姉弟ですが、
帰宅して確かめると大半は石ころだったという訳です。
しかも、お母さんには叱られるし、散々だったものの、
お母さんの言いつけで返しに行ったケリーさんの反応は意外なものだったのです。
泥棒ということをしでかしてしまった子どもたちですが、
大人の対応は素晴らしいです。
ラストの言葉は素敵です。
親としてもジーンときました。