食べることもままならない母子家庭の三姉弟が、母親が夜勤の時に、
隣の家の畑からじゃがいもを盗むという話です。
読んでいて、胸が締め付けられそうになりました。
でも、きっと神様がみていて、わざわざじゃがいもではなく小石を収穫
させたのかもと思いました。三姉弟に本当の罪を負わせたくないから..
息子も最初の導入部分が分らなかったけれど、じゃがいもを盗みに行く
ことが分ると、車のヘッドライトのページで思わず顔を覆っていました。
今の時代の“ワーキングプア”という言葉が頭をよぎりました。
隣の家の人が人情のある人で本当によかった。
来年は、ちょっと大きいじゃがいもも、きっと残っているのかもしれません。
さすが、光村教育図書の出版だなと思った本でした。