吹雪の夜、汽車に乗った人たちの身におこった話。
毛皮をたくさんもった男性が、これからまた大量にとると言い動物たちからひどい仕打ちをうけそうに。
そんなにひどい男性のことでも助けた黄色い帆布の青年はとても勇敢でかっこ良かったです。
堀川理万子さんの絵は、男性の悪そうな赤ら顔や、ジャンプする場面では青年の黄色い帆布がダイナミックに描かれていたのが印象的でした。切れ切れの5番目の報告‥かがり火も幻想的で素敵に描かれているなぁと思いました。
毛皮を着るということは、動物が犠牲になるということ。人間と動物について考えさせられる深い絵本だと思います。