病は気からというけれど、「自分はごみくずかな?」と疑問を持ったルビーちゃん。
次第に「自分はごみくずだ!」と決めつけるようになってしまいました。
自己否定という病です。
ほめる言葉も耳に入らなくなります。
いじめられている自分が本当の自分に思えてくると、なんだか自分が自分をいじめ始めます。
ドットおばさんが、根気よくルビーちゃんの良いところを教えてくれました。
「自分はごみくずなんかじゃない!」
少し観念的な話ですが、子どもに対して「自分はごみくずだ」なんてことを言わせない仕組みが書かれています。
心の病は、奥深くまで進行してしまうと、この絵本のようには解決できないでしょう。
子どもにも心があるのだということを忘れてはいけないと感じます。