怪談えほんだから、不気味に仕立てたのでしょうか。
でも悪ぶっているようで、まっとうな話だと思います。
誰もが持っている悪の部分。
それを理性がカバーしているのだけど、悪いことへの魅力も、本当に悪になって破壊的になってしまいたいこともある。
それが普通なのでしょう。
ただ、ここまで悪の魔力で誘いをかけると、普通の人は目が覚めるのです。
そう考えると、この本は「良い本」です。
夜には不向きだと思います。
精神的に成長してきた子どもにとっては、何かを伝えてくれる本だと思います。
ただ、お話のつもりで開いたら…。
やっぱり怖いですね。