図書館のおはなし会でこの絵本を知りました。
「おててとあんよがわらってる」
という歌の歌詞(?)と、ゆったりとした穏やかな絵に惹かれました。
歌わないで普通に読んでも、とても穏やかな気持ちになれます。
この絵本の裏表紙の内側に「ねんねのうたによせて」という作者のコメントが載っているのですが、各家庭で歌をアレンジしてオリジナル曲を作ってくださいと書いてあり、とても好感が持てました。
この絵本の子守唄は一例であって、各家庭にいろいろな子守唄があっていいということをこの絵本が教えてくれました。
私もよく0歳の娘に子守唄とは言えないような自作の歌を口ずさんだんだりするのですが、そんな歌でも赤ちゃんが安心して寝てくれるなら、とても素敵な子守唄なのだと思いました。
「もうねたかな」という言葉にも共感できます。
なかなか寝付かない赤ちゃんにイライラするお母さん。けれど、その時はこの絵本の言葉を思い出せば、少し気持ちが楽になると思います。
「あぁ、まだあんよがわらっているな〜」
なんて思えたら気長に寝かしつけできそうです。
お子さんにというより、お母さんに贈りたい絵本です。