丘修三さんもこのような物語を描かれるんですね
ハートだらけの表紙に一瞬、手にする恥ずかしさを感じましたが、本を開いてみると、なんだか懐かしいような、遠い昔のことだったようなそんな懐かしさを思い起こしました
6編の短編で構成された物語ですが、小学生ぐらいだったらこんな行動を起こすよな・・・・でも割りと積極的だな〜などなど、当時の自分と置き換えたりしながら楽しく読みました
テンポよく読み進めて6編目、作者は「ことばの力」を伝えたくて書いたという「魔法の薬」には感動しました。
電車の中だというのにラストの手紙を読みながらボロボロと流れてくる涙を抑えることができませんでした
言葉は意志を伝えることだけでなく、残すことによって勇気、希望を与えることもできるんですね
まして生きている私たちは人を励ます「ことば」を使うことが出来ることを気づかせてもらいました
小学校中学年から読めると思いますが、ぜひ大人も読んで感情移入しながら楽しんでもれえる物語だと思います