1年生の娘のお気に入りの本。ユーモアたっぷりのひと味違ったおとぎ話です。
セレーナ姫は、教育係のばあやたちに「お姫さまのお話」を聞くのが大好き。でも聞きすぎてしまって、いろいろと心配事が絶えません。白雪姫のように毒りんごで死なないようにりんごをいただいても食べようとせず、シンデレラになりたいので足を小さくしようとしたり、ねむり姫のようになったら困るので針はぜったいに持ちません。
大人になった姫は、おとぎ話のように理想の王子様を待ち続けるのですが、なかなか王子様は現れません。待っているだけではダメだと気がつき、自ら探しに行くことにしました。ここからまた楽しい展開が。
「白雪姫」「カエル王子」「エンドウマメの上のお姫さま」「シンデレラ」「ねむり姫」「ツグミひげの王さま」といったおとぎ話が登場します。巻末にあらすじがありますが、これらのお話しを知っていると、よりお話しを楽しめると思います。