守り人シリーズ「番外編」にあたる短編集です。
この短編集では、子供の頃のバルサとタンダに出会えます。
バルサ13歳、タンダ11歳ということなのですが、会話のやりとり、
行動から、バルサに比べてタンダがかなり子供っぽい印象を受けます。
バルサの過去、タンダの過去。
厳しい・辛いという表現だけでは足りないぐらい過酷と呼べる人生を
歩んできたバルサのことがよくわかります。
そして、生きているジグロと会えるのもこの番外編ならではでしょう。
いつものことながら、一気に引き込まれるストーリー展開、その場に
いるような臨場感ある細かい描写は、さすが!!だと思います。
全てがこの番外編でしか知り得ない内容で構成されていて、
守り人シリーズを読んできた方には必見です。