耳の遠い(聞こえが悪い)女の子の不自由で、周りとうまくいかない日常生活を描いています。
主人公のローラはとても前向きです。
物語の途中で「補聴器」を手に入れることができ、ローラの音の世界はいっぺんに色づきます。
絵本の中では使われている活字が、大きな太字と普通の大きさの字の二種類に分かれていて、その構成がローラの〈聞こえ〉の悪さをイメージしやすくしてくれているように受けました。
ローラの耳の説明などとても簡潔に書かれていて、内容もわかりやすいです。
全体明るいテンポで作られているので朝の読み聞かせなどにも使いやすそうです。
小学校の中学年くらいのお子さんたちにいかがでしょうか?