本を読むのが大好きなこぶたのピッグ。どんぐりと本がいっぱい、ベッドのまわりにあれば、幸せでした。
ある日、ピッグは、本の中にみっつの言葉をみつけました。
「ねがい」そして、「かわること」と、「ともだち」。くりかえし、くりかえしつぶやいていると、「ぼくのねがいはかわること、ともだちいっぱいつくること」と歌のようにひとつになったのです。
楽しい言葉の探検に出かけたこぶたのピッグは、雪だるまに誘われ、ペンギンに出会います。そして、「いっしょ」という言葉にうきうきしてきて、「いっしょ」とつぶやくと楽しくなった三人は、森のはずれに広場を作ったのです。
誰でも本を読んだり、遊んだり、新しい友達をつくれるように。
子供達には、こぶたのピッグのように、沢山の本のなかから好きな言葉をみつけてくれたら、大切な言葉を捜せたら、幸せだろうなと思います。