ぼくは いつも のんびり さんぽを して います。
だから、ぼくの こと「のんびりいぬくん」って よんでね。
すでに、表紙から物語が始まっています。
ぼくが、のんびり散歩をしていると、「とてもいそいでいるいぬさん」がやってきて、「ぼくといっしょにこないかい。」と、警察犬の学校に誘われます。
ぼくは、いろいろ想像します。
やっぱり、むいていないと思います。
今度は「きちんとまえをむいてあるくいぬさん」がきて、盲導犬の学校に誘われます。しかし、やっぱり、むいていないと思うのです。
そして、りょうへいくんに、そのことを話すと、やっぱりむいていないことがわかり、りょうへいくんのおうちの犬でよかったと思うのでした。
ぼくこと「むさし」は、とても考える犬です。
そして、その内容は、ちょっとした勉強にもなります。
また、くすって笑わせるところもあります。
犬って、とても身近で人の役にたっている動物なのです。
「ぼくでもやくにたつかしら。」と、むさしは考えますが、りょうへいくんがその答えをしっています。
「むさし」は、むさしのままでいいんだよね。