ハリーとマットは、お隣同士のなかよしさん。
ハリーは、いつもあさねぼうをするマットを起こしに行きます。そして、いっしょに、朝ごはんを食べます。
そんなある日、ハリーのところに、ジョンおじさんがやってきました。
ジョンおじさんの旅のはなしを聞くうちに、ハリーも旅に出たくなりました。
それから、ふたりの関係が微妙になっていきます。
起こしてくれてうれしいのに、起こさなくていいよっていったり、
いっしょに遊びたいのに、さかなつりには行きたくないと言ったり、
ハリーのこころと、ことばがけんかをはじめて、とてもつらそう。
それもこれも、マットといつまでも仲良しでいたいから。友達が行ってしまうのがさびしいから。
マットは、ハリーのその気持ちに気がついたとき、旅をするのをあきらめます。
そして、ハリーと遊ぶのを楽しみにするのです。
小さい子供も、子供同士でいろんな葛藤をして、成長していくのだなって思いました。
そして、親は、そっと見守って、応援してあげればいいと思いました。