売れないパンたちのつぶやきが面白い。
息子は、「アンコ、もれちゃった。」のところで、何度も笑います。
私はといえば、カナリヤパンがとても懐かしく、小さな頃に食べたやきそばパンや、じゃがいもサラダのパン、ジャムパンなどを思い出しました。
シンプルなものばかりだったけど、おいしかったなあ。
カナリヤパンは、おじいさんがパンを作っている、昔からあるとても古いパンやさん。お客さんがあんまり来なくて、毎日パンを捨てることに。
そしてパンが冒頭のようにつぶやくのです。
でも、おじいさんは「もううれのこりのパンをすてるのはいやじゃ。」と一発奮起。ポールという名のキラキラにデコレーションされたデニッシュを作ります。このパンが大当たり。おじいさんのお店には、またお客さんが来てくれるようになりました。
おじいさん思いの焼きそばパンのピョンタ、子どもたちのおなかをいっぱいにすることができて、よかったね。息子も、「焼きそばパン、食べたーい!」って言ってたよ。