力強くダイナミックに描かれた絵を見ていると,すがすがしい気持ちになれました.らいおんとひょうがお互いに自慢しあっていますが,いがみあっているわけでなく,ただ純粋に自分のことを大切な友だちに認めてもらいたいというのが伝わってきます.こういう友達がいるって素敵ですね.
どんどん空想の世界に入っていっても,ぼくがぼくがと言い合っている二頭がほほえましく思えました.
こんなに自分のほうがすごいんだと2頭とも張り合っているのに,読んでて嫌な気分にならないのは,お互いにけなしあうことをしないからなのかなと思います.
何だかんだ言いながらも,お互いを認め合っている,こういう関係って素晴らしいです.