私が子どもの頃、大好きだった絵本です。
幼稚園から毎月持ち帰った絵本で、夢中になって読んでいましたが、どうやら姉が持ち帰った絵本だったようで、私のものではなく、姉が自分の家に持っていってしまったようで、、、残念。
とはいえ、探して買ってまで、というほどの熱意も無く、でも、あるカタログに先日載っていて、迷わず買ってしまいました。
買ってすぐには気がつかなかったんだけど、絵本館さんから出版されているんですね。え、福音館さんじゃないのとびっくり。
表紙も変わってますね。でも、今回のものの絵のほうが、臨場感があっていいかなとも思います。
最初のページ。男の子が工作部屋?で何か作っていますが、この部屋の絵が大好きでした。思い出してしまった、あの頃のワクワク感。
工学的なことは、ものすごく苦手な私ですが、もの作りは大好きで、設計図とか、道具とか材料とか、そんなものに囲まれた部屋。憧れたな。
そして、「ぼく」と一緒に、私も読み進めながら、飛行機を心の中で作っていました。
ちなみに、飛行機なんて、全然興味の無い子だったと思います。
でも、「ぼく」と一緒に作ったんです。飛んだんです。そして北極へまで行ったんです。
そんなあの頃の気持ちを思い出しました。
長男は、あの頃の私と、今、同じ年ぐらいです。
読んでとは持って来ませんが、自分で読んでいます。
寝る前の読み聞かせは続いていますが、自分で勝手に片っ端から本を読む息子です。
絵本は、大人が子どもに読んでやるべきとは思いますが、この本は、自分で読んでその世界へ入っていく本であってもいいかなと思います。
長男が、「ぼく」と飛行機を作って、旅してくれているといいなと思っています。
最後に、表紙が変わったことを書きましたが、裏表紙が、福音館の表紙だった絵になっています。そして、福音館の裏表紙は、プロペラの絵だったと思いますが、裏表紙は、プロペラがよかったな、と思っています。