家族のなかで・・・なかよしの友達のなかで・・・学校の中で・・・ご近所の中で・・・、ほかの人とは違う「ぼくだけのこと」を見つけていく、ようたくん。でも、地球は広いぞ、ひとりぐらい、ぼくみたいな人がいるかもしれない・・・。
ようたくんとよく似ている男の子・ヨーターが見つかったけど、インド人の彼はカレーがきらいだった・・・ざんねん!
私が好きなのは、青空に白い雲がいくつもぷかぷか浮かんでいるシーン。
「ぼくはめをあけて、あさごはんをたべて、はをみがいて、いろいろして、ゆうごはんをたべて、はをみがいて、めをとじて、ねる。」
そして最後のシーン。草原で寝ころがっているようたくん。
「そのあいだに、きょうもみつけよう。ぼくだけのこと」
そうなんだよね。お母さんの仕事も毎日同じことのくりかえしだけど、この1日の間にだって、「ぼくだけのこと」を見つけたい。
よし、まずは、空を見上げて、深呼吸。