小学校の読み聞かせで、5年生に読んだ科学絵本です。
イラストは100%ORANGEの及川さんによる作品なので
とーっても キュートに仕上がっています。
バナナって、どうして黒く変色するの?
バナナの花を見たことある? 白いんだって!
下の画像の、紫色っぽいのは 実は花ではなく
「ほう」と呼ばれる部分。
それが開くと、白い花とバナナのふさが現れる。
意外と知らないバナナの構造や成長ぶりが書かれています。
学校で野菜を育てる中学年以上にオススメでしょうか。
むかーし むかし。まだ紙や筆記具のない時代、
引っ掻くと傷になりやすいタラヨウなどの葉に
メッセージを書いていたのだそうです。
葉っぱに書いたことから
「ハガキ(葉書)」の語源となったのだとか。
(これは付属の解説書に書かれていました)
バナナに つまようじで傷をつけると黒くなります。
そうやって文字を書いたものを【バナナレター】と言います。
この本の最終ページには『おしまい』と書かれた
バナナレターが描かれています。
小学校などの読み聞かせの会で
学校名などをバナナレターにしたら好評だったと
本を薦めて下さった読み聞かせの先輩に教えて頂き、
(たまたま、夏休み直前の読み聞かせだったので)
私も【楽しい夏休みを♪】と書いたバナナレターを持参しました♪
前夜にバナナに文字を書いたら、翌朝には黒く浮き出てましたヨ。
「もうすぐ夏休み。健康第一で 事故に気をつけて、
楽しい夏休みを過ごしましょう!」という言葉を添えて。
担任の先生にも児童たちにも喜んで頂けましたよ☆
なお、バナナの皮の、爪楊枝を刺して文字を書いた部分は黒くなりましたが
中は白いままで、ちゃんと食べれました♪
皆さんも、この絵本を読んでバナナレターしてみませんか〜?
【事務局注:このレビューは、「バナナの はなし」かがくのとも 2009年4月号に寄せられたものです。】