タイトルが気になって図書館で借りてきました。
読んでみたら自分が想像してたものとは全然違っていました。
一種族の生きもの(犬やオオカミ系)の、凛とした生き方を丁寧に描いた作品ではないかと思います。
ちょっと驚いたのは、この作品の翻訳が「昔話の再話」などで有名な小澤俊夫さんだったこと。
このおはなしは創作なのに珍しいな〜と、思いました。
絵本のつくりがシリアスで濃厚なわりに、絵本というよりマンガチックな描き方が不思議でしたが、これはマンガチックなのではなくて、映画の絵コンテチックだったんですね〜。
巻末の作者の説明を読んで、そうなのではないかと思いました。
寒い冬の日、しっとりとした時間を過ごしたいと思った時などにお薦めの1冊です。