夜になったけれど全然眠れないトンコちゃんは、ベッドから抜け出しました。
すると、空いていた窓から大きな布が入ってきました。
それは穴の開いた布で、電気の傘を揺らしたり本棚から本を落としたりしながら、ふわりひらりと飛んでいるのです。
トンコちゃんはそれを捕まえて、クレヨンで絵を描きました。
おばけを怖がることもなく全てを受け入れてゆくトンコちゃん。
このあとトンコちゃんはたくさんのおばけと会うのですが、それでも怖がりません。
それどころか、クレヨンでおばけたちを幸せにするのです。
幼いがゆえの強さ勇敢さを武器にした、トンコちゃん大活躍の絵本でした。