親子で「ねこざかなシリーズ」などが好きなので、渡辺有一さんの絵に親しみがあります。子どもたちも表紙の絵に素早く反応して手に取っていました。
さきちゃんはお母さんとおばあちゃんと3人暮らし。タクシードライバーとして働くおかあさんは娘さんの誕生日に早く帰る約束をしていたのに、急病で倒れている男の人を助けていて、帰りが真夜中になってしまいます。
大人としては腑に落ちないところ(救急車呼ばないの?とか、病院をたらい回し?とか、夜中の12時に子供が起きてる?とか)満載なのですが、子供はハラハラドキドキ後のハッピーエンドで、楽しかったようです。大きなお誕生日ケーキを見ながら、子どもたちも表紙のさきちゃんのような顔になっていました。