小学生になり、自分の環境と周りの環境は
同じではないということがわかりつつある年齢に思います。
そんな息子と読みました。
さきちゃんは母子家庭でおばあちゃんとおかあさんと住んでいます。
そしてお母さんが夜遅くまで大黒柱として
タクシーの運転手として一生懸命に働いているのです。
一年に一度のさきちゃんの誕生日会に
待っても待ってもおかあさんは帰ってきません。
通常であれば悲しくって悔しくって怒りたくもなります。
でもおかあさんが一生懸命に人を助けている様子に
表面的でないその裏のわけを想像するやさしさが
湧き出てくるような気持です。
さきちゃんもそのことを知ったらお母さんを誇らしく
自慢に思うことでしょう。