西村敏雄さんの絵は、温かみがあって、愛嬌があっていいですね。
このくまくまパンの表紙、くまさん(くろくま)、しろくまさんがそれぞれパンを持っている姿も愛らしく、思わず手にとって読んでみました。
おさななじみのふたりがパン屋をひらくと、たくさんのお客さんが来てくれて町中の評判に。ふたりはそれぞれ、あんぱん、カレーパンを作るのが得意だったのですが、ある日、お客さんに「このみせでいちばんのおすすめのパンはなんですか?」と聞かれ、あんぱんVSカレーパンでふたりはけんかしてしまいます。
最後は、ふたりで協力して、絵本のタイトルにある「くまくまパン」をつくるのですが、その中味や、あんぱんみたいに甘いだけではなく、カレーパンみたいに辛いだけではない、「何か」が入っています。それは、読んでからのお楽しみです。
よく考えられてるなぁと感心してしまいました。