図書館から借りてきて、5歳と10歳の娘たちと読みました。
おばあちゃんと孫の梅干作りのお話です。
「いつ食べられる?」「もう食べられる?」
孫の問いかけに、おばあちゃんは優しく答えます。
「まだだよ、まだだよ」。
うちは、実家の母が梅干を作るので、
子供たちもばぁばの作るすっぱい梅干が大好きです。
「むらさき色の葉っぱって、シソだよね?」
「土用干しってなに?」
いろいろ質問が飛び交いました。
実際に梅を干している所にもなかなか遭遇できないので、
子供たち、梅干を作る過程に興味津々でした。
それにしても市居さんの描くおばあちゃんが
なんとも味があっていいな〜(^^)♪
そして遂にできあがった梅干を食べるとき!!
次女は、おばあちゃんがまだ「まだだよ、まだだよ」と言ったのを聞いて
「なんでまだなの?!」と言っていましたが、
ページをめくり、2人でおにぎりを作る光景に
「あぁ、そうか(^^)♪」
丹精込めて作った梅干のおにぎりを食べる場所にまでこだわる所が
すごく素敵だなーと思いました。
うちだったら我慢できずにその場で絶対「パクッ♪」ですけどね(笑)。
最後に、「わたしも早く、作れるようになりたいな」と孫の言った言葉に対し、
おばあちゃんが言った言葉が素敵すぎて心に沁みました。
村上しいこさんのとても読みやすい柔らかい文章と
市居みかさんの季節感が伝わってくるような
爽やかで温かみのある絵がとてもマッチしていて、
すごーくすごーく、この本が欲しくなってしまいました。
日本の梅干、伝統文化、
こうして無理なく子供たちにも受け継がれていくといいなと思いました。
うちの子供たちも「梅干、作ってみたい!!」と言っていました。
土用干しができる場所があったらいいんですけどねぇ…。
ジレンマです(笑)。