小2の息子はいたく気に入って、今まで読んだ絵本の中で、第2位のお気に入りになったそうです。
大人は一見すると(?)と思うかもしれない、ハチャメチャなストーリーです。
バスの運転手が『(バスを離れるから)ハトに運転させないで!』と頼んできます。
五味太郎さんの「きみはしっている」を連想するような、絵本の中のキャラクターが、読む人に話しかけてきます。
ハトが運転?どういうこと??と思っていると、すぐ後に登場するハトが、バスを運転してみたいの、と読む人にお願いしてきます。初めはそれとなく、だんだん強くなる口調。最後は、それはもう必死な形相での主張に、息子も僕も大笑いしました。
あまりの熱意に圧されて、どうやったらハトが運転できるか考えてあげたくなります。(足短くて届かんよなぁ…)
外国作品では、動物を擬人化したり、〜させてはいけないという作品をよく見かけますが、ハトの平和的なイメージが固着している日本とは、また違ったイメージを持っているのかもしれませんね。
出版元のアメリカでも子供たちにすごく人気があるようです。ちょうど息子の年頃、小学1〜3年生くらいにピッタリの作品です。
ちなみに、息子の第1位は『バムとケロ』シリーズ。永年不動のチャンピオンです。やんちゃな年頃だけに、ハチャメチャな作品が心に留まったのでしょう。