もぐらの奏でるバイオリンを通し、音楽のすばらしさを伝える絵本です。初めは何も弾けなかったけれど練習を重ね、地中でうれしそうにバイオリンを演奏する姿が印象的でした。
腕の上達したもぐらはバイオリンを通して世界の平和を願いますが、実際にその音色が地上の人々に平安と幸福を与えているとは知りません。幸せそうにバイオリンを弾けば弾くほど、安らぎが地上を覆う光景を見て、音楽の力をあらためて実感しました。
地上でのできごとは、彼の夢? 息子とわたしの間では、「これは、現実に起こっていることだよ」となっています。