四話からなる、こぐまのくま君のお話です。
読み聞かせには、少し長いお話になりそうですが、じっくり聴きながら、お話の中についつい引き込まれていくはずです。
また、モーリスセンダックの絵が、暖かい雰囲気を出しています。
『くまくんとけがわのマント』では、寒いから着る物がほしいと、おかあさんにお願いすると次々に出してくれるのですが、きわめつけは『毛皮のマント』です。思わず笑ってしまいました。
おかあさんの優しい気持ち、愛情をたっぷりと感じ、そのうえ、遊び心を持っているところがなんとも言えません。
たくさんの読み聞かせを経験して、やがて、このような本をひとりで読めるようになっていくようになるのが、楽しみです。
物語へのいい橋渡しになるはずです。