戦争とそれにまつわる世界を取り巻く状況はとても深刻ですが、この絵本にはそういった事実とともに、明るい希望を持てる未来があらわされています。
対人地雷は命を奪うものではなく、重傷を負わせることを目的として作られていて、とても安価で販売されているために簡単に手に入れて埋めることができるものです。
地雷を作るのも、埋めるのも人間ですが、地道に地雷を撤去して花を植えるのも人間です。
時代を選べずに生まれてきた子供たちに、地雷だらけの地球ではなくて、花がいっぱいの地球を残してあげることもできるのだと、教えてくれる絵本でした。