ハチベエが敵対視している津久田くんが、児童会長選に出馬!
何とか阻止したくて、ハカセやモーちゃん、クラスのみんなを巻き込んで児童会長選に乗り出したけど・・・
ハチベエが内緒にしておきたいことを知っても、知らないフリをしてあげたモーちゃんの優しさもしみましたが、ハチベエが当たり前のようにしてあげた、弱い者いじめをやめさせようとするシーンもじーんときました。
それなのに、津久田くんの演説を聞いて、危うく丸め込まれそうになっているハチベエの心中も、ちょっと分かる・・・
でも津久田くんの本心を聞くと恐ろしい・・・
子供ってストレートで残酷だなぁとしみじみ思いました。
でもこのお話の中で一番良かったのは、やっぱりハチベエの応援演説のシーンではないでしょうか。
内容も本当に感動的でしたし、演説後にハチベエがそっと手を握ってやった様子が、ハチベエの本当の優しさがにじみ出ていて、本当に素敵でした。
子供のストレートな残酷さをも感じるドタバタ劇ですが、今回のお話はちょっとすっきりするような読後感があるように思います。