(1) 特集1・・・ 知りたがりやのこざるジョージが大活躍!「ひとまねこざる」シリーズ
知りたがりやのかわいいこざるジョージの大活躍は、時代を超えて今も昔も子ども達に大人気!
テレビでのアニメ放送や映画化も話題になり、更に幅広い年齢層のファンを増やし続けています。
その原作絵本となったのが「ひとまねこざる」シリーズ。トレードマークの黄色い表紙に「懐かしい!」と思われる大人の方も多いかもしれませんね。今回は日本語版を出版されている岩波書店さんにご協力頂き、「ひとまねこざる」についてのいくつかのエピソードをまじえながら作品をご紹介します。
◆「ひとまねこざる」シリーズの誕生!
アメリカで最初に出版されたのは Curious Geroge (『ひとまねこざるときいろいぼうし』 )。1941年刊(日本語版1966年)です。
日本語版は、原書の順番とはちがって、『ひとまねこざる』(Curious George Takes a Job,1947)が1956年に最初に出版されました。
日本語版の登場からも50年以上経っているのですね!

アフリカのジャングルに住んでいた知りたがりやのこざるのジョージは、ある日黄色いぼうしのおじさんといっしょに、船に乗ってアメリカへ行くことになりました。何もかも初めてのことばかりです。
ジョージときいろいぼうしのおじさんとの出会い、ジャングルから都会への環境の変化などが描かれており、ジョージファンならまずは読んでおきたい一冊です!
★きいろいおじさんとジョージ
ジョージと共に、シリーズを通して登場するのが「きいろいぼうしのおじさん」。おじさんはいたずら好きのジョージをいつもあたたかく見守る存在です。お話のなかではいつも最初に、「おとなしくしているんだよ」と言いおいていなくなり、おしまいに「ジョージ、ここにいたのかい!」といって登場するんですよね。
★フランス生まれのこざる「フィフィ」とは?
作者H.A.レイさんの最初の絵本『きりんのセシリーと9ひきのさるたち』のさるの1匹として登場したこざるが、今度は晴れて主人公となった物語が誕生しました。それが「フィフィのぼうけん」です。フィフィは、かわいいこざるでしたが、とても知りたがりやで、いつもめんどうをおこしては、なんとかきりぬけるのでした・・・。そう!これが「おさるのジョージ」の原型となったのです。
また直接のモデルになったかどうかはわかりませんが、レイ夫妻(H.A.レイ&マーガレット・レイ)はブラジルで結婚した当時、とてもいたずら好きのマーモセットを2匹飼っていたそうですよ。
★「戦争をくぐりぬけたおさるのジョージ」
1941年、アメリカで出版され世界中の人気者となった「おさるのジョージ」。でも実は、フランスで生まれた「フィフィ」の原画はパリの戦火を逃れて4ヶ月もかけてレイ夫妻と共にニューヨークへ渡り、やっと出版へとこぎつけたのです!その様子を詳しく語ってくれているのがこちらの本です。

1940年6月のある朝,ジョージの生みの親H.A.レイとその妻マーガレットは、ドイツの軍隊が攻めてくる直前にパリを脱出しました。それも自分で組み立てた自転車に乗って! わずかな荷物のなかにはジョージの絵本原稿も入っていました。戦火をのがれる難民がごったがえすなかにまじって、ふたりは自転車から汽車にのりかえ、11日後、ポルトガルのリスボンへ到着。そこから船にのってブラジルへ。その後アメリカのニューヨークにたどりついたのは、パリを脱出してから4か月のちでした。ジョージの絵本がアメリカで出版されまでには、たいへんな長い旅があったのです。
ふたりの生い立ちや奇跡の逃避行を、日記や写真、イラストをまじえてたどります。
◆「ひとまねこざる」シリーズの紹介です!
日本でもすっかりお馴染みとなったおさるのジョージの物語、みどころを紹介します。
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「ひとまねこざる」
知りたがりやのこざるのジョージは、動物園からにげだします。
食堂の台所にとびこんでおさらを洗ったり、高いビルの窓ふきそうじをしたりしますが、
やがて映画俳優になります。 |

しりたがりや度200%! 動物園からはじめて町へでたジョージのやることなすことはとにかくハチャ メチャ、
それでいてほんとうに愛おしい。刊行当初「スパゲティ」は「うどん」と訳されていました。
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「じてんしゃにのるひとまねこざる」
こざるのジョージは、黄色いぼうしのおじさんから新しい自転車をもらって大よろこびです。
得意の自転車の曲乗りをサーカスで見せることになりました、いつものように大さわぎがおこります。 |

自転車のり、新聞配達、新聞の船つくり、サーカスでの活躍——子どもたちのあこがれがつまっています。
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「ひとまねこざる びょういんへいく」
はめ絵のこまをキャンデーとまちがえてのみこんでしまったこざるのジョージは、
おなかが痛くなり、さあたいへん!
子ども病院に入院したジョージは、ここでも子どもたちの人気の的です。 |

おなかがいたくなったジョージは病院でレントゲンをとってどきどきの入院。きっとこのお話に共感する子どもたちも多いはず。
病室で出会う子どもたちは「おさるのジョージ」シリーズにも登場します。
★その他にも・・・
★大型絵本
原書により近い形の大型絵本版もおススメです。『ひとまねこざるのABC』はこのサイズだけ!
★H.A.レイ&マーガレット.レイ夫妻
「ひとまねこざる」シリーズはH.A.レイ作・絵と表記されているものと、文章はM.レイ、絵がH.A.レイと表記されているものがあります。
ですが、妻のマーガレットは実質的に全作品に関わっていたと考えられます。マーガレットはハンスの絵のいわば専任のアート•ディレクターとして、また絵本の共著者として、切っても切り離せないパートナーだったのです。またねばり強い交渉で夫妻のビジネスを仕切る手腕の持ち主でもありました。
その他、二人の共同作品にはこんな絵本があります。
(2) 特集2・・・ ジョージが更に活躍する新しい絵本シリーズ「おさるのジョージ」
1977年にH.A.レイが、1996年にマーガレットが亡くなった後も、ジョージは新しい絵本シリーズ
「おさるのジョージ」シリーズとして、今も新しいファンを増やし続け、子ども達を楽しませてくれています。
◆「ひとまねこざる」シリーズと「おさるのジョージ」シリーズ
★「ひとまねこざる」シリーズと「おさるのジョージ」シリーズの関係とは?
前者はレイ夫妻のつくったオリジナルの絵本です。物語が6タイトル、それにABCの絵本が1冊あります。
後者は夫妻の没後、ジョージの絵本の出版社であるアメリカのホートン•ミフリン社が主導し、
レイ夫妻のスタイルにのっとって作製した絵本シリーズです。
「おさるのジョージ」シリーズにはM.&H.A.レイ 原作と記載されています。
これは、レイ夫妻のスタイルを踏襲して、ということを「原作」という表現に込められているそうです。
実際は、文章もイラストも別の人がつくっており、本によってもちがいます。(扉に名前がはいっているそうです。)
★両シリーズに違いはあるの?
「ひとまねこざる」には、とにかく自由奔放なジョージの魅力がたくさんつまっています。登場する子どもたち、大人たちも個性的で、いろいろな職業のひとも子どもの目線でうまく描かれています。物語がしっかりしているので、長さにもかかわらず子どもたちには好まれています。
「おさるのジョージ」は、1冊1冊に、幼い子どもたちの興味をひくトピックがもりこまれていて、前者より簡単なしたてです。
お話の流れもシンプルです。
◆「おさるのジョージ」シリーズの紹介です!
昨年に新作『おさるのジョージ木をうえよう』も発売され、シリーズで全25冊にものぼる「おさるのジョージ」シリーズ!
動物園に行ったり、チョコレート工場に行ったり、スキーやキャンプにまで出かけたり・・・。
もうジョージの活躍ぶりに目が離せません。どんどん読んでみたくなりますね。

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「おさるのジョージ どうぶつえんへいく」
動物園へ行ったジョージは、動物たちにお菓子をやってしかられますが、
キリンやコアラやカバと仲よしになったり、行方不明のオウムを見つけて
飼育係の人たちに感謝されたりして、楽しい一日をすごします。 |

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「おさるのジョージ パンケーキをつくる」
子ども病院の募金活動で、お祭りがありました。
パンケーキづくりは、なんておもしろそうなんでしょう!
興味しんしんのジョージは、コックさんのるすに、ブルーベリー入りの特製パンケーキに挑戦。
さすが4本の手足をもつジョージ、すごい勢いでつぎつぎとパンケーキをやきます。
それがなんともおいしそうなのです! |

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「おさるのジョージ キャンプにいく」
ジョージはキャンプに行きます。
テント張りや水くみのお手伝いをしようと張り切るジョージですが・・・。
スカンクが出てきたり、最後にマシュマロをやいたり、
いつもとはちがう体験のできるキャンプです。
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★その他にも・・・
その他、「おさるのジョージ」シリーズ作品一覧はこちら >>>
◆「おさるのジョージ」グッズも大人気!
「おさるのジョージ」の絵本の世界そのままの、楽しいグッズが沢山販売されています。
これもジョージが世界中で愛されている証拠ですね。
絵本ナビShopでも好評販売中!その中から人気商品をご紹介します。
★一番の売れ筋はランチグッズ!

>>> 絵本ナビShop おさるのジョージ
ランチグッズコーナーはこちら
★ステーショナリーや手帳も魅力的!
おさるのジョージの絵本の魅力と言えば、なんといってもジョージの愛らしさに尽きますね!
好奇心旺盛のあまり、いつもジョージのまわりはハチャメチャ、大人から見たら「ありゃ〜」の連続。
でも、ジョージは必ず何かを発見します。そして、まわりの人たちみんなに元気と笑顔をくれるのです。
それは子どもも大人もおんなじ!だからこそ昔も今も、そしてこれからも愛され続けるのでしょうね。
(3) 絵本クイズ・・・クイズに答えてポイントゲット!!
前回は、長谷川義史さんの最新作『じゃがいもポテトくん』からの出題でした。
魚屋さんで起きていた小さな事件とは・・・
・・・Cの魚屋の主人の頭に大ダコがペタ!でした。
さぁ、今週の問題です。
今週は、もちろん!おさるのジョージシリーズより出題します。
正解者の中から抽選で
1名様に絵本ナビポイント500ポイントプレゼント
20名様に絵本ナビポイント50ポイントプレゼント
しちゃいます!!
【問題】 (難易度★★☆☆☆
)
好奇心旺盛でひとまねが大好きなおさる、ジョージ。
黄色いぼうしのおじさんとアメリカに渡り、まちの動物園に連れてこられるまでの騒動が
描かれているのが「ひとまねこざるときいろいぼうし」です。
さて、ジョージが最初に暮らしていたのはどこのジャングルだったでしょう?
前回のクイズのポイント獲得当選者はこちらの方々です。
☆1等(1名様)☆ 500ポイント進呈
「ラノン」さん
☆2等(20名様)☆ 50ポイント進呈
「Happy♪Clover」さん、「うきうきこーん」さん、「かいたん」さん、「こっこっこ」さん、
「しゃかりき娘」さん、「スターツアー」さん、「そらちん」さん、「たまごせんせい」さん、
「ツツジ」さん、「にぎりすし」さん、「ぱ〜ぷる」さん、「ふえいす」さん、
「ぶんぶん。」さん、「マミリノ」さん、「リュミエール」さん、「レイパン」さん、
「柿の木」さん、「桜子」さん、「小虎」さん、「心の音」さん
また次回もお楽しみに!
(4) 編集後記
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