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日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?

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YUKKO

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なかなかよいと思う 共通点は【変身】  投稿日:2009/08/02
あずきまる
あずきまる 作・絵: 早川 純子
出版社: 農山漁村文化協会(農文協)
表紙の【あずきまる】の美しい(名前通りの)小豆色に惹かれて
思わず図書館で手に取った1冊です。
丸っこくて、目がクリクリッとして、きれいな色のあずきまるは
本当に可愛らしいです。

でも。
「丸くてピカピカのそっくりさんにでないと食べられたくない!」
と言い張る割に、その理由が特にないところに
なんだか納得がいかなかったので、この評価にさせて頂きました。

小豆もタヌキも変身上手、という共通点が上手く利用されてましたね。
ぼたもちになった あずきまるも可愛らしいです。

出版社が「農山漁村文化協会」であるところから、
農産物に親しみを持ちましょうという企画で作られたお話かな?
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自信を持っておすすめしたい 実生活から生まれた遊び絵本  投稿日:2009/07/29
どっちがへん?
どっちがへん? 作・絵: 岩井 俊雄
出版社: 紀伊国屋書店
「6歳の子に読んだ感想」としましたが、
11歳〜6歳までの3人の娘たちと楽しみました。

作者である岩井さんご自身が一人娘のロカちゃんと出かけた時に
退屈して不機嫌になったロカちゃんをあやすために思いついたのが、
この【どっちがへん?】だったのだそうです。

たとえば、次のような感じ。
左のページでは、歯磨き粉のチューブから歯磨き粉が出ていて
右のページでは、歯磨き粉のチューブからヘビが出ています。(笑)

これを、リズミカルにどっちが変か、尋ねるのです。
「どっちが変? どっちが変? どっちがどっちが変♪」という風に。
(中表紙に『どっちがへん?』の遊び方が載っています。)

正しい読み方は、1ページずつ順にページをめくるのではなくて
パッと開いたページを楽しむようです。
娘たちと楽しんでいるうちに「オリジナル版が作りたいね〜♪」と話しています。
『いわいさんちの どっちが?絵本』シリーズは3冊あります。
『どっちがへん?』『どっちがどっち?』『どっちがピンチ?』で
各(税込)525円とお財布にも優しいのが嬉しいです。

約13cm四方のハンディサイズの絵本なので
小さなお子さんを連れてお出かけする時に活躍してくれること、
間違いなしですよ♪
私の所属する読み聞かせの会でも各学年で大人気なのですが、
サイズが小さいので、児童の皆さんがかなり本に近づいて見にくそうです。
この作品の大型版の発行を、少なからぬ人が心待ちにしていますよ♪
参考になりました。 1人

自信を持っておすすめしたい 遊びから生まれた絵本  投稿日:2009/07/29
どっちがピンチ?
どっちがピンチ? 作・絵: 岩井 俊雄
出版社: 紀伊国屋書店
「6歳の子に読んだ絵本」としましたが、
実際には11歳から6歳までの3人の娘と楽しんだ作品です。

岩井俊雄さんの『いわいさんちの どっちが?絵本』3シリーズの中で
娘たちに一番大受けだった作品です。
「ピーンチ、ピンチ♪ どっちがピンチ?」と読み手が聞き、
ランダムに、パッとページをめくると…
「こっちがピンチ!」と聞き手がリズミカルに答える絵本です。

海釣りをしている人の釣りざおの先についているのが
左のページ:小さめの魚
右のページ:大きな怖ーい顔のサメ(←こっちがピンチ!)
のような子どもにも分かりやすいものから、
一瞬では判断のつかない高度な問題まであって楽しめます♪

作者の岩井俊雄さんは小さい頃、お母さんに
「もうオモチャは買いません。」と言われ、その代わりに
工作の道具や材料を与えられたことから物作りに目覚められたのだそうです。

物のない環境のほうが、問題解決のために思考力を必要とするので
“産みの苦しみ”こそ味わうかもしれませんが、
アイデアあふれる面白いものが誕生するのは分かる気がします。

岩井さんのフォトエッセイに
『いわいさんちへようこそ!』という作品があります。
岩井さん父娘が考え出した手作りオモチャが紹介されていますよ。

約13cm四方のハンディサイズなので、小さなお子さんとのお出かけにも
活躍してくれると思います。1冊(税込)525円と敷居が高くないところにも
作者の「一緒に子育てを楽しもう♪」という優しい心意気が感じられて嬉しくなります。
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自信を持っておすすめしたい 戦後の大阪での実話  投稿日:2009/07/29
おたまさんのおかいさん
おたまさんのおかいさん 作: 日之出の絵本制作実行委員会
絵: 長谷川 義史

出版社: 解放出版社
情に厚く、肝っ玉のでかい【おたまさん】こと、たまこさん。
みんなに信頼されて、頼りにされている様子が伝わってきます。
こういう頼もしい女性って、憧れるなぁ♪
関西弁が使われていることで、臨場感いっぱいです。

おたまさんの作った【おかいさん(=おかゆさん)】もまた
みんなに愛されていたのが よく分かります。
お腹を空かせた人を快く家に招きいれて おかゆを食べさせ、
近所でケンカがあると聞けば、おかゆを持って駆けつける。
美味しいおかゆを食べて満足したら、怒ってたことなんか
すっかり忘れちゃいますよね♪

机の上には昔ながらの名作や、ビー玉やメンコが置いてあったり、
長屋の様子や 人々の服装から、戦後や昭和の雰囲気が伝わります。

物語のあとには【資料編】として、
当時のおたまさんが住んでいた地域の事情や
戦後の貧しい生活ぶりが写真付きで掲載されています。

文中に『さあて たのもしの金 集めに行ったろ。』とあり、
「“たのもし”って何だろう?」と疑問に思っていたのですが
昔は【頼母子(たのもし)】と呼ばれる、
庶民が お互いに助け合う銀行のようなシステムがあったのだそうです。
おたまさんは人々の信頼が厚かったので、
頼母子の【親】を引き受けていらっしゃったのだとか。

兄弟が多くて貧しかった おたまさんの実家。
おたまさんは5歳の時から、マッチ工場に住みこみで働いていたそうです。
欧米では すでに禁止されていた「黄燐マッチ」を製造しており、
黄燐から出る“リン酸”を吸うと、アゴや鼻の骨がボロボロになるそうで…。
おたまさんの鼻も、骨が溶けてぺっちゃんこだったと読んで、
胸が締めつけられる思いがしました。
戦後の生きるか死ぬかの厳しい生活状況では仕方なかったのでしょうか。

物質的にも食糧的にも恵まれすぎて、平和ボケの感すらある現代。
戦後の生活ぶりを知って、自分の生活を見直す必要があると思いました。
娘たちにも、自分たちの ひいおじいちゃんやひいおばあちゃんが生きた時代を知って
なにかを感じ取って欲しいと思います。
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なかなかよいと思う 負け惜しみ!(笑)  投稿日:2009/07/29
ごきげんななめのてんとうむし
ごきげんななめのてんとうむし 作: エリック・カール
訳: もり ひさし

出版社: 偕成社
この作品の主人公は、負け惜しみの強いてんとう虫。
いつもケンカ腰で、自分より体の大きな相手にも平気で突っかかる様子は
客観的に見ていると滑稽なほどです。
人間でもいますよね、自分の欠点は棚に上げて
相手の気に入らないところを厳しく指摘する人。(;´▽`A``

裏表紙には、
『小さなてんとうむしは、自分に自信がありません。
 だから、いつも威張ってしまい、相手にけんかを売り込みます。
 自分の存在がもっと大きく見えるようにと。』と書かれています。

絵本の構成的には、幅の異なるページが12枚重なって
上部には時計のイラストが1時間ごとの時間の経過を示しています。
また黄色い太陽のイラストも、時間の経過が感じられます。

大人の視点ですが、一見単純なしかけ絵本のようでいて、
実は多くの含みを持つ作品のように思えました。
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自信を持っておすすめしたい 3シリーズ内ベスト♪  投稿日:2009/07/29
だるまさんの
だるまさんの 作: かがくい ひろし
出版社: ブロンズ新社
6歳の娘でも自分で読みやすいと思い、
かがくいさんの「だるまさん」シリーズの中で一番気に入った
この作品を購入しました。

何度も繰り返される、
『だ  る  ま  さ  ん  の』
のページをよく見ると、次ページのヒントが隠れています。
オチがどれも【一文字】で統一されているのでリズム感がよく
「次は何だろう?」という興味が さらにそそられます。

一番最後の、思わずクスッと笑えてしまう答えに
心弾む読後感が味わえます。
だるまさんのイラストも味わいがあり、その表情も可愛いらしくて
シンプルだけど、思わず何度も読みたくなってしまう1冊です。

ハンディサイズの絵本である上に、
角丸加工も小さな子どもの手に優しくて嬉しいです。
文字数も少なくて、文字サイズも大きめなので
平仮名が読めるようになった2〜3歳の幼児さんから
小学校高学年まで(もしかしたら中学生も?)楽しめる作品だと思いますよ。
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自信を持っておすすめしたい 切なくて瞼が熱くなる話  投稿日:2009/07/29
おじいちゃん だいすき
おじいちゃん だいすき 作: W.ハラント
絵: C.O.ディモウ
訳: 若林 ひとみ

出版社: あかね書房
お話の内容を知ってか知らずか、
小1の三女が学校の図書室で借りてきた作品です。

おばあちゃんを亡くして一人になった おじいちゃんが泊まりに来ます。
食べる時に音をたてたり、手鼻をかんだり、就寝時に入れ歯を外したりと
今まで見たことのなかった、おじいちゃんの生活ぶりに興味津々な兄妹の姿が
なんとも微笑ましいような可笑しみを醸し出しています。

人目につかないように、早朝に内緒で公園のバラの手入れをしたり、
長居し過ぎないうちに暇したり、その時にも孫たちやお嫁さんに
プレゼントや謝礼を気遣ったり、おじいちゃんの律儀さがよく分かります。

ワタクシゴトで恐縮ですが、私も5年前に母を病気で亡くして
実家の父が一人暮らしをしているので、残された親を不憫に思う子供の気持ちも
その気持ちを有り難く受け取りつつ、重荷になるまいと自戒する親の気持ちも
その両方が手に取るように分かる気がします。
両者の気持ちを考えると、なんとも切なくなって瞼が熱くなる作品です。
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あまりおすすめしない ベビーの初喋りが…?  投稿日:2009/07/29
ちーちゃいチーチャ
ちーちゃいチーチャ 作: パトリシア・マクラクラン エミリー・マクラクラン
絵: ダン・ヤッカリーノ
訳: 青山 南

出版社: 小峰書店
マクラクラン母娘による共著です。
お2人とも犬や猫を数匹飼っていらして、
動物好きが高じて書かれた作品なのでしょうか?

6歳の娘に読むと「おもしろかった」と感想を述べていましたが、
いくらワンちゃんとネコちゃんに可愛がられて育ったからといって
赤ちゃんの初めてのおしゃべりが『ワン』『ニャー』、
ましてや『うおぉぉぉぉぉぉぉ』という遠吠えだなんて
いくら絵本の世界だからといって無理があると違和感を覚えたので
この評価にさせてもらいました。

せっかく母娘で共著を書かれるのだったら
思わず笑ってしまう逸話や 感動的な思い出のほうが
題材として良かったのではないかと思います。
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自信を持っておすすめしたい バナナレターを楽しもう♪  投稿日:2009/07/28
バナナのはなし
バナナのはなし 文: 伊沢 尚子
絵: 及川 賢治

出版社: 福音館書店
小学校の読み聞かせで、5年生に読んだ科学絵本です。
イラストは100%ORANGEの及川さんによる作品なので
とーっても キュートに仕上がっています。

バナナって、どうして黒く変色するの?
バナナの花を見たことある? 白いんだって!
下の画像の、紫色っぽいのは 実は花ではなく
「ほう」と呼ばれる部分。
それが開くと、白い花とバナナのふさが現れる。
意外と知らないバナナの構造や成長ぶりが書かれています。
学校で野菜を育てる中学年以上にオススメでしょうか。

むかーし むかし。まだ紙や筆記具のない時代、
引っ掻くと傷になりやすいタラヨウなどの葉に
メッセージを書いていたのだそうです。
葉っぱに書いたことから
「ハガキ(葉書)」の語源となったのだとか。
(これは付属の解説書に書かれていました)

バナナに つまようじで傷をつけると黒くなります。
そうやって文字を書いたものを【バナナレター】と言います。
この本の最終ページには『おしまい』と書かれた
バナナレターが描かれています。

小学校などの読み聞かせの会で
学校名などをバナナレターにしたら好評だったと
本を薦めて下さった読み聞かせの先輩に教えて頂き、
(たまたま、夏休み直前の読み聞かせだったので)
私も【楽しい夏休みを♪】と書いたバナナレターを持参しました♪
前夜にバナナに文字を書いたら、翌朝には黒く浮き出てましたヨ。

「もうすぐ夏休み。健康第一で 事故に気をつけて、
 楽しい夏休みを過ごしましょう!」という言葉を添えて。
担任の先生にも児童たちにも喜んで頂けましたよ☆

なお、バナナの皮の、爪楊枝を刺して文字を書いた部分は黒くなりましたが
中は白いままで、ちゃんと食べれました♪
皆さんも、この絵本を読んでバナナレターしてみませんか〜?
【事務局注:このレビューは、「バナナの はなし」かがくのとも 2009年4月号に寄せられたものです。】
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自信を持っておすすめしたい 聞き手参加型の楽しい作品  投稿日:2009/07/28
あーといってよあー
あーといってよあー 作: 小野寺悦子
絵: 堀川 理万子

出版社: 福音館書店
この作品のように聞き手参加型の作品って楽しくて大好きです♪

『上を向いて「あー」と言ってみて。』
『下を向いて「あー」と言ってみて。』
『喉に手を当ててみよう、喉の震動が感じられるよ。』
などなど、聞き手に自然と参加をうながし、
読み手も聞き手も一緒になって「あー」と言うことで、
その場の一体感を楽しめてしまう1冊です。

『おやつはケーキとミルク、嬉しい時の「あー」は?
 しまった! ミルクこぼしちゃった時の「あー」は?
 お母さんが怒ったよ、どんな「あー」?
 「あー、美味しかった♪」』
場面によって「あー」の表情が変わることにも気付かされます。
【声】という目に見えないものに色がついていたり
とがった形などをつけて描かれたりしているのも楽しいです。

私は小学校の読み聞かせで5年生を担当した日に読んだのですが、
幼児さんから6年生くらいまでのお子さんと一緒に楽しめると思います。
実際にうちの学校では、読み聞かせの時間に各学年で読まれていますよ。

読み手が恥ずかしがらないのが重要!
大勢の前で読む時は、本文には書かれてはいませんが、
斉唱するタイミングを「はい」と取ってあげるとスムーズです。
参考になりました。 2人

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