メーメさん、なつかしい!
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投稿日:2015/01/26 |
もう30年近く前でしょうか。
マウリ・クンナスの『ナイトブック』という絵本があって、その中で、ぐっすり
メーメさんが、サイドキャラクターで出ていましたね。
最近、この本を見つけて、まじめで控えめな愛すべきキャラクターは、そ
のままだなあと、懐かしさでいっぱいになりました。
と同時に、夜の大活躍は、見違えるほどになっていたので、そのパワー
アップぶりには、目を見張ってしまいました。
おとぼけとユーモアが魅力のメーメさんの絵本、今、シリーズがいろ
いろ出ているところを見ると、フィンランドでは、きっととても人気なので
しょう。
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猫好きにはたまりません
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投稿日:2015/01/26 |
冒険する『ねこのヘンリー』のシリーズには、4冊あって、猫好きは、も
うたまりません。
メロメロになって、全部そろえてしまいましたよ。
何しろ、ヘンリーは、冒険心に富んで、賢くて、勇敢なのです。
山小屋に取り残されたとき、自力でスキーをはいて、様々な危険に会
いながら、飼い主を追いかけるのですから。
その凛としたカッコよさは、ねこながら、あっぱれというしかありません。
絵に、しっとりと落ち着いた雰囲気があって、それも、このシリーズの魅
力です。
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重い
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投稿日:2015/01/24 |
最重量級です。
絵もお話も。
立松和平さんの、自然破壊に警鐘をならす文に、よしながこうたくさん
の力強い絵が、がっぷり四つを組んだ感じで、メッセージが倍増して伝
わってきます。
この絵を描くために、よしながさんは、100の新しい妖怪のキャラクターを
考え出されたと聞きました。
それはそれで、画家魂を感じます。
学校で、6年生に読みました。
絵にも文にも圧倒された様子で、身じろぎもせず、静かに聞き入ってい
たのが、印象的でした。
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美しい愛の物語
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投稿日:2015/01/23 |
そもそも、こんなに清らかで美しく品のある話が、実話だということに感動を覚えます。
控えめなスィートピーの香りが、紙面から立ち上ってくるような気がしました。
ロマンティックという表現は、あまりにも陳腐ですが、言いようもないくらいピッタリです。
素直に泣いてしまって、涙が止められませんでした。
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またまた奇妙な
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投稿日:2015/01/20 |
これもいきなりです。
突然、見知らぬ犬がやってきて、しゃべる。
「たんじょうびのプレゼントだってさ」だって。
もうのっけからシュール。
そして、そのまま突っ走って、この最後の終わり方は何??です。
思いっきり心をかき回して、「えーっ、この後どうなるの?」
という、謎を投げかけたままのラストは、突っ込みたくなる。
家を乗っ取られちゃうかも・・・というのは、『ねこだまし』に共通するところ。
誰に共感したらいいかわからない点からして、大人向きの本だろうな。
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二倍おいしい
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投稿日:2015/01/20 |
文節の一音目の音をそろえる言葉遊び絵本。
一人で、じっくり読んだほうが楽しめる。
まず声に出して読んで、響きやリズムを楽しむ。
でも、音をそろえるのを優先しているから、実際にはありえない内容になっている。
そこはそれ、絵描きの画力で、見事にクリア。
こんなわけのわからない情景を、よく一枚に収めてあるねと、つくづく感心しますよ。
絵も文も、均等な勝負をしていて、二倍楽しめる本だ。
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世にも奇妙な
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投稿日:2015/01/19 |
向かいの猫がやってきて、突然しゃべるって。
話は、いきなりシュールです。
さてさて、猫は人間にどうやって、また何故化けたのか?
腑に落ちない、腑に落ちない。
手がかり求めて、何度も読み返すことに。
でも、見つかりません。
目を皿にしても。
なんか、はぐらかされたというか。
だから!このタイトルなのですね。
で、はたと気が付く。
同じコンビの、
『バースデー・ドッグ』
も、妙妙妙〜で、この本と対をなしている風情だぞ。
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隣町までの大冒険
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投稿日:2015/01/14 |
デンマークを代表する作家オルセンの作品。
小さな機関車が、線路を外れて、隣町まで大冒険するお話です。
オレンジと黒と黄緑、シンプルな色彩が、温かみのあるお話にマッチしていてステキです。
イェンセンさんの台所に飛び込んでしまった時の、奥さんとのやり取りは笑えます。
物干しごと洗濯物をさらって走る機関車を見たお百姓さんたちの会話も、のどかでおかしさがこみあげます。
あちこちに迷惑をかけて元に戻った機関車の後日談にも、心がほっこりしてくるようです。
古き良き時代の雰囲気を楽しめる絵本だと思います。
女の子も好きになりそうなお話じゃないでしょうか。
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理想のパパ
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投稿日:2015/01/14 |
保育園で、五歳の子供たちに読みました。
初め静かに聞き入っていたのですが、そのうち、一人が、
「いいなぁ、このパパ優しくて・・・」
とつぶやきました。
そしたら、ぺーいを開く度、子どもたちが次々と、
「このパパん優し〜い」
「このパパ優しし〜い}
と、うっとりした声で、合唱するのです。
リアルタイムのパパがどうであれ、絵本の中のパパを、みんなで楽しんでいたのですね。
子どもの受け取り方は、微笑ましいです。
この絵本には、花柄のエプロンをしたパパだけ登場して、ママには触れていません。
そういう点で、とても今どきの本だと思います。
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凝り性!
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投稿日:2015/01/14 |
絶対凝り性ですね。作者のシムズ・タバックさん。
この絵本は、本文はもちろん、見返しから、カバーの後ろまで、隅々、見れば見るほど、ビジュアル的に、笑い満載。
牛の全身像には、部位ごとに、お肉の名前のシールが貼ってあったり、
カバーの後ろには、電動ドリルやトンカチなど、ジャックの家を建てるのに使った道具一覧が描かれていて、ご丁寧にも、値段まで書いてあったりで、いちいち楽しめます。
だから、時間がたっぷりあるときに広げないと、この本の良さを見逃しているかもしれません。
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