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モグモグしてくれた
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投稿日:2006/10/15 |
おはなし会で初めて幼児(3歳以下)に読んだ本です。
こちらもどきどきだったのですが、
緊張しながら聴いていた女の子に、
「さあ、どうぞ。」と差し出すまねをしたら、
受け取って口をモグモグ・・・。
本の世界にすうっと入っていける子ども達もすごいし、
引き込んでくれる、すごい本だと思いました。
また本物に忠実な絵が、余計にひきつけてくれますね。
本当にお腹いっぱいになります。
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日本語だからできたお話
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投稿日:2006/09/23 |
ひらがなの国で、道端に濁点が置き去りにされていた。
主もないままに・・・。
その濁点は「ぜつぼう」にくっついていた濁点で、
このまま「ぜつぼう」にくっついていなければ、
主人は絶望しなくてすむと、自分を捨てるように主に申し出たと言う。
最後はめでたしめでたしなのだけど、
読んでいる途中では、とても切なくなりました。
「てんてん」がとても愛しくなりました。
絵がなかなかはっきりしていて、読み聞かせにいい!
と思うけれども、ちょっと内容は低学年には難しい。
高学年や大人にはぜひ手にとってほしい一冊。
日本語(ひらがな)だからこそできたお話。
濁点をとったりつけたりの、言葉遊びも面白いけれど、
そこからこんなおとぎ話が生まれるなんて、
日本語って楽しいなと思います。
昔から語り継がれてきたおはなしとは違いますが、
現実とはかけ離れた不思議な空間に入り込んだような気になります。
このおはなしは、元は原田氏の
短編集『ゆめうつつ草子』に初出されたものに
加筆修正されたものらしいです。
声に出して読まれることを想定してかかれたものらしいので、
ぜひ、ゆっくりじっくり声に出して読んでみてください。
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4月の授業参観で
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投稿日:2006/07/16 |
息子が2年生に進級してすぐ、授業参観がありました。
教室の後ろに、この本のカバーが貼ってありました。
「こういうクラスにしていきたいです」
と書いてありました。
家に帰って聞いてみると、クラスが変わって間もなく
先生に読んでもらったとのこと。
あれから3ヶ月。
ひっこみじあんだった息子が、
授業で手を挙げ、自分の気持ちを発表する姿は、
この本を通して先生の想いが伝わったんだなぁと実感しています。
息子の机の本棚に立てかけられたこの本を
時々自分も開いては、「間違ったっていいじゃないか」
という気持ちを持ち直します。
お子様だけでなく、親や教師にもぜひ読んでいただきたい本です。
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「私も畑がほしい!」
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投稿日:2006/07/01 |
小2の息子に読んであげていた時、
別の部屋にいた小6の娘は、
この話が気になって仕方がなかったらしく、
後に一人でじっくり読んでいるかと思ったら、
一言「私も畑がほしい!」と叫びました。
ウエズレーの創造性に驚きと、羨望とを感じ、
また、自分も何かやってみたい!という意欲をもたせて
くれるステキな絵本です。
自分で言葉まで生み出すなんて、素晴らしい!
夏休み前に、小学生高学年に紹介したい本です。
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逆から積み上げるという発想
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投稿日:2006/07/01 |
小2の息子がとても気に入ったので、
お昼休みのおはなし会で読んでみました。
低学年の子がほとんどでしたが、
とても楽しんでいるようでしたし、
私自身、「読み聞かせって、楽しい!」と思えた本です。
家ではよく息子が口ずさんでいるのですが、
本を逆に開いていき、
「のみのぷちからスタートして。最後がピコになるように。」
と難しいリクエストをしてきました。
なかなか難しいんですよ。
子どもを夢中にさせるすごい本です。
さすが谷川俊太郎さんと和田誠さんの名コンビ!
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息子が泣いた
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投稿日:2006/06/03 |
この本は読み聞かせ仲間が貸してくれました。
貸してくれた時に友達はこの本を、
自分の子どもには読んであげていないと話していました。
私は、自分が読んでから子どもに…というより、いっしょに絵本を読もう!と思っているので、
息子(小2)に読んであげる前に、下読みすることをしませんでした。
息子と布団の中で読みました。
絵はとてもあたたかく、楽しい絵なので、おじいちゃんの死というのには繋がりませんでした。
『死』というテーマは、子どもには…という思いをもたれるお母さんは多いみたいですね。
死別っていうのは、子どもにだろうが大人にだろうが、時を選ばず、
現実に訪れるものだと思うので、私は息子が小さい頃から避けることをしていません。
おじいちゃんがなくなるのは、最後の最後の部分です。
そこまでは、おじいちゃんと「ぼく」の優しい日常が綴られています。
ほんとうにおじいちゃんが大好きってことが、「ぼく」の日常にあふれています。
だからこそ、おじいちゃんの『死』が、「ぼく」にとって悲しく辛いものだと、容易く理解できました。
息子は、その「ぼく」がお母さんに抱きついて泣いている絵を見て、
「ウウッ」と大げさに叫んで、腕で顔を隠しました。
私はナミダを我慢して、堪えて読んでいたのだけれど、息子がふざけているような気がして、
横目でみたら、息子こそ、堪えきれない涙をこぼしていたのでした。
息子には、「ぼく」にとっておじいちゃんがかけがえのない人だったことが理解できたんだと思います。
その人にもう会えなくなることが『死』なんだと、
『死』って、そういう悲しいものなんだってことが、理屈じゃなく、
心に響いたんだろうなぁと思います。
身近な誰かの死を体験したことがない息子にも、そういうことが解ったんだと思います。
いろんな絵本を一緒に読んできたけれども、この本は、息子がはじめて涙した本です。
子どものことを試したわけではないのですが、なんだか可哀想なことをしたような気持ちになりました。
けれど、核家族化した社会では、家族の死というものは、なかなか体験しません。
擬似体験ではあるけれども、大切な人の死を感じることは、命ってことを感じることに繋がるので、
避けなくてもいいんじゃないかなと思います。
文章も絵も、仰々しくなく、とてもしみじみ味わい深く、
おじいちゃんと孫の絆、家族というものを強く感じさせる本で、
とても素晴らしい本だと思います。
こういう素晴らしい本を、教えてくれた友達に感謝しています。
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