思わず涙が・・・
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投稿日:2007/11/09 |
このストーリーが実話と知り,衝撃を受けました。大瀬先生のことは初めて知りました。いもとようこさんの温かい絵にこんな深いお話が隠されているとは・・・。
読んでいる私自身も,実話と知って涙が浮かんできましたが,聞いている長男も,やせて小さくなってしまった校長先生を元気だったころの頁と見比べてうるうるしていました。病気をすること,心や体の変化,というものを理解できているんだなと,そんな長男の様子を見て私は嬉しくも感じました。昨年,大好きだった祖父を癌で亡くすという体験もしているので,リアルに読み込めたのだと思います。親子共々,いろいろな思いがよぎって切なくなりました。
そして,もうひとつ。ひつじくんが大きな声を出せない理由というのも大人として切なかったです。私は「こどもが安心して眠ることができる」ということに大きな価値を見出しているので,そうではないひつじくんを思うと泣けてきます。
この本はむしろ大人のために描かれているような気がします。こどもに関わる大人が,『命』や『こどもの気持ち』などについて深く考えるきっかけになるといいな,と一読者として願います。
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よーい うどん?!
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投稿日:2007/11/08 |
「よーい」→頁が切り替わって→「うどん!」が受けました!
初めての運動会を経験した長男に読んであげたくて借りました。
赤白帽子,かけっこ,障害物競走・・・と『運動会の定番』なものが登場して理解しやすかったようです。
そして,この本の目玉は『借り物競争』だと思います。
ふうせん,ごりらのぬいぐるみ,といったものを紙面で一緒に探しました。たくさんの人や物が描かれている中から,お目当てのものを探すのはおもしろかったです。こどもが先に見つけたり,私が先に見つけたり。5歳の長男に負けじと2歳の次男も必死に探していましたよ。
運動会を体験したことのない小さいお子さんにも楽しめる,やさしい絵本だと思います。
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羨ましい朝です
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投稿日:2007/11/08 |
対象年齢は3歳〜とありますが,2歳の次男も5歳の長男も大好きです。
おじいさんおばあさんがいて,おとうさんおかあさん,そして兄弟10匹。こんな3世代の大家族,実際だったらちょっと面倒なことも多くて尻込みしちゃいそうだけど,14匹シリーズを見ていると羨ましくなってしまうのが不思議です。
この本では,朝ごはんを用意するのにも,それぞれの役割分担があって,自分たちで調達。みんなが少しずつ力を出し合うと,こんなにステキなメニューになるんだなぁ,って感心しました。少人数だと,持ち寄るメニューも自然と少なくなりますからね。
それにしても,この朝ごはん,私も頂きたい!本当に「いのちをいただきます」という気持ちになりますね。食べること,家族で協力すること,自然界の恵み,といった壮大だけど身近すぎて見えなくなってしまっていることに目を向けられる素晴らしい絵本だと思います。こどもにも大人にもお奨めです。
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幸せな一日の終わり
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投稿日:2007/11/08 |
こどもが安心して眠ることができる・・・当たり前のようであって当たり前のことではないと思います。衣食住が満ち足りていないと,心地よく眠ることはできないし,家族の温かい関係がなければこどもは『安心して』眠ることはできないと思います。
その点,この10匹兄弟は幸せですね。手作りの食事をいただいて,みんなでお風呂に入って,家族団欒の時間があって,床に入る。これ以上の幸福な夜ってあるのかしら,と思う程の満ち足りた時間です。そして,こども達が寝静まったあとに,おばあさんとおかあさんがゆっくりお風呂に浸かっている,というシーンも印象的です。大人だけのゆっくりした時間,仲のいい嫁姑(?)が益々幸せ度をアップさせます。
読んでいる私まで,リラックスして気分がほぐれました。寝る前の読み聞かせに最適の一冊だと思います。
こどもが大きくなっても,いやなことがあった日の夜には,私がこの本を読みたい!!と思えるほどです(笑)。
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みんなちがって みんないい
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投稿日:2007/11/08 |
他人にはできるのに,自分にはできない。そう思ってしまうと自信が持てなくなってしまいますよね。
でも,自分にできること・得意なことを意識すると,自分自身を愛せるようになります。そんな素晴らしい着眼点を教えてくれる,とてもいい絵本だと思います。
かえるくんは鳥のようには飛べないし,こぶたさんみたいに上手にケーキも焼けないし,のうさぎくんのように本を読むこともできません。でも,のうさぎくんに「ぼくはかえるくんのように泳いだりジャンプしたりはできないよ」と教えられ,自信を取り戻します。
人間も,他人の悪いところや不得意なところを指摘するのではなくて,いいところや得意なところを誉めあえるようになるといいなぁ,と思います。きっと世界は平和になりますよね!
大人の気持ちも浄化してくれる,珠玉の一冊だと思います。こんな本があるから,やっぱり絵本っておもしろい,やめられない,と思います!!
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お,おんなのこだ・・・!
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投稿日:2007/11/08 |
テレビくん,かえるくんの「きをつけて。」も読みましたが,とまとさんはオンナノコです!性格というか振る舞いというか,やり方が女の子なんです。
気持ちを自分に引き付けておいて,「ねむいからかえるね」なんて言いながら去っていっちゃう。思わず追いかけたくなりますね・笑。
私はこういうオンナノコ的な駆け引きのできないタイプだったので,うーんと唸ってしまいました。うらやましい,とも,小憎たらしいかも,とも思います。男性が読んだらどう思うんだろう。
ついでに,私には男の子どもしかいないので,女の子がいたらこんな気持ちになるのかな,と思ったり。
ホント,「きをつけて。」です。かえるくんには騙されないけど,とまとさんには弄ばれそう!赤くてかわいいトマトちゃん,なかなかやります。女心と秋の空,ですね!
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反対色ってすごーい!!
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投稿日:2007/11/08 |
恥ずかしながら,私自身が反対色や補色のことは詳しく知りませんでした。だけど,この本を読んで(試して?),身を持って知ることができました。
こんな実験絵本っていうのもいいですね。科学の世界に興味を持つきっかけにもなるのでは,と思います。
左の頁の絵を10秒じっと見つづけると,右の頁の黒い小さな点を見るだけで,反対色の絵が浮かび上がってきます。
この現象が5歳のこどもには初めてのことで興奮していました。「見えた!見えた!」と大喜び。2歳の次男には無理でしたが,兄の真似をして「見えた〜。おもしろいな〜。」と言ってました。私や兄が,点しか書いてない頁を見ては「見えた!」と言い合っているのがおもしろかったのでしょうね。
もう少し大きくなったときにも,反対色と言えばこの絵本で体験したことを思い出してくれるのでは,と期待しています。それほどこども(5歳)には衝撃が大きかったようです。
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私が泣いちゃいそうでした!
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投稿日:2007/10/23 |
グッズになったりして,よく目にするエルマー。名前もよく知っていたけど,絵本は初めて読みました。
カラフルで,「ありえないでしょ」と思わせるゾウだけに,内容も突飛もないような展開なのかと思っていましたが,ジーンとしてしまいました。「他人とは違う自分」「集団の中での自分」「持って産まれた本物の個性」「アイデンティティ」というようなことを考えさせられます。
エルマーが,必死に木の実を体に塗りつけるシーンは切なくて,「自分を偽らなくてもいいんだよ」って言ってあげたくなります。
カラフルなエルマーが動物達の前を歩くと「エルマー」と呼びかけられるのに,普通のゾウ色に変身してからのエルマーが歩くと「ぞうさん」と呼びかけられる対比も見事でした。
5歳の息子も最初から最後まで,笑ったり・エルマーを探したり・しんみりしたりしながらじっと聞いていました。今後何度も何度もリクエストされる本になると思います。これからもっと大きくなって「自分というもの」に思い悩む日が来た時には,ぜひ思い出して欲しい一冊です。そして,エルマーのように強く明るく周囲の人々とかかわっていってくれたら,と願わずにはいられません。
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5歳の息子はゲラゲラ笑ってました!
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投稿日:2007/10/23 |
サイズが小さくて,字数も少なく,一見すると「小さい子向きの絵本かな」と思うのですが,この絵本は大人が読んで笑えます。
ウチは5歳と2歳の男二人なのですが,5歳はだまされずにゲラゲラ笑い,2歳はわけもわからず兄につられて笑ってました。本当に,「きをつけて」です。テレビくんが登場して,デタラメばかりをあれこれと言うのですが,よくよく見ていると,チャンネルも変わっていたりしておもしろいです。(これは,2歳の次男にもわかるようで,「ここがちゅいた!」と喜んでました。)
我が家はテレビを見ない一家なので,「テレビを見すぎるといけないよ」というメッセージ性のある絵本なのかなと思っていましたが,実際はどうなんでしょう。そうだ,とも取れるし,そんな深いことは意図していない,とも取れます。
いずれにせよ,こどもたちは「とまとさんにきをつけて」「かえるくんにきをつけて」も読みたい!とすぐに言っていたのでヒットだったようです。
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かえるくん,ズルイー!!
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投稿日:2007/10/23 |
大人がニヤリと笑ってしまう絵本ですね。
とてもシンプルな構成なのに,次のページ,次のページと指でめくりながらドキドキワクワクします。五味さん,読み聞かせをしている大人の心を狙い撃ちしたのかしら,と思ってしまいました。
でも,5歳の長男は喜んで聞いていました。半分くらいはツボがわかるようで,理解できるとゲラゲラ笑っています。ぺろっという変な顔も真似して喜んでました。そういうやりとりができて,親子で楽しいギャグ絵本?!だと思います。
親の私のお気に入りです☆
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