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インド神話がわかりやすく楽しく
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投稿日:2023/08/06 |
インドの英雄、クリシュナの生い立ちと、悪い王様退治の絵本。
インドの昔話(神話)が知りたくて、いくつか本を読んでみたが、人物の関係などが複雑でよくわからなかった。
この絵本は、クリシュナ一人に注目して、その生い立ちや子ども時代、青年時代までの物語を美しい絵で見せてくれる。紙芝居を見ているような雰囲気で、楽しく理解できた。
インドの話は奇想天外で、印象に残る極端なキャラクターだ。
一生モテ期到来中の英雄・クリシュナの生い立ちも幼年時代も、特殊な経験に満ち満ちている。流石神様。
アーティストでもあり、政治活動家でもある、というスーパースタア。インドの風を感じる迫力のある絵で、すてきな異空間旅行を楽しめる。
筆者たちは親子で、インドにご縁が強い。インドの叡智を広めるために生まれてきたのでは?クリシュナのご指名で、このお仕事をされたのかもしれない。
そんな楽しい妄想がたくさんできる素敵な絵本。
大人もぜひ。
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状況を想像して、感じる絵本
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投稿日:2023/07/16 |
山の中に住んでいる子ウサギたちが、母親を待つ様子を描いた話。
1985年刊行。この絵本のいいところは、状況があまり詳しく描かれていないところだと思った。
本当はどういうことだったのかが、最後まで分からないで話が終る。だから読者は、ああでもない、こうでもないと想像するしかない。子ウサギに対する思い、山姥に対する思いがあれこれわいてくる。
思いやり、慈悲、見守る、という言葉が思い浮かんだ。
子ウサギのお母さんの気持ちや、山姥の気持ちを想像すると、切なくなる。それを上から見ているお月様の気持ちを想像すると、途方もなく壮大な気持ちになる。
いろんな事が起きる人生の一部を切り取った話に感じられ、心が締め付けられる。
と、同時に、心があったかくなる。
どうにかして生きてかなければならない人生の厳しさと、ひとりではなく、見守ったり助けてくれる人がある優しさが見事にえがかれていると思う。
大人になってから読むと、余計に心に染みる一冊。
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見れば見るほど 驚きの連発
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投稿日:2023/07/11 |
2023年刊行。江戸時代に、絵の手本として作られた15冊の本「北斎漫画」。当時の出版技術(木版画)の詳しい作り方や、本の製作〜流通までのしくみ、作者の生い立ちや来し方、出版当時の社会情勢や流行などを総合的に紹介した大型本。
4000もの絵を書いて、分野別にみられるようになっている。本書の巻末で一覧できるが、まるで図鑑のよう。
特に人物描写がすてきにかっこよく、踊っている人や、寝そべっている人、何気ない日常のしぐさをしている人などが、ユーモアたっぷりに描かれている。動き出しそうだ。
現在のストーリーがある漫画とは違って、この本を見て、絵を練習する実用書だが、一つ一つの絵からいろんな物語ができそうでワクワクする。
海外でも人気があるという。
個人的には「すずめ踊り」という、踊りの振り付けを1つ1つスケッチした絵が好きだ。動いている人を描いたのもすごいが、動いている水や動物などを描いてもすごい。
何を描いてもすごい人だった。
本当に、北斎が現代の「漫画」を書いたら、面白いと思う。
原作者は誰がいいか。どんな話を描いて欲しいか、いろいろと空想して楽しい。
こういう本は、ただ絵を見ているだけでも楽しめるので、年齢問わず、日本語がわからなくても面白いと思う。
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お菓子の型がなくても大丈夫
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投稿日:2023/06/11 |
2022年刊行。牛乳パックをいろいろに使って、お菓子やお料理をつくる料理本。
お菓子の型、混ぜる容器、ごはんものの型などに牛乳パックを使うので、わざわざ専用の型を買わなくて済む。
材料を切って混ぜるだけとか、混ぜて(ゼラチンなどで)固めるだけとか、簡単なレシピが多い。火も包丁も使わないレシピもあるので、子どもだけではなく、料理が苦手な人にもいいかもしれない。
焼き菓子などで生地を牛乳パックの中で混ぜた後、オーブンシートを敷いた別の牛乳パックの型に生地を流し込んで焼くものがある。私は最初からオーブンシートを敷いた牛乳パックの型の中で生地を作ったら、一つの牛乳パックで済むと思った。
やってみたらどうなるのだろうか?
普段からこういう面白い方法でお料理していたら、いざという時に機転が利きそうだ。
身近にあるものでいろいろ工夫して、なるべく家にあるもので済ますように習慣づけたら、節約と頭の体操になる。
遊び心が満載なのも素敵だ。
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洗い物が減るアイデア満載
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投稿日:2023/06/11 |
2022年刊行。
ジッパー付きビニール袋に材料を入れて混ぜる。できた生地や具を絞り出す。ビニール袋の中に材料を入れて冷蔵・冷凍・湯煎する…など、袋を活用したおやつやお料理の作り方。
袋の中に材料を入れて混ぜるので、ボウルなどの洗い物が減る。手も汚れない。生地ができたら、袋の角を切って絞り出すので、形を作るのが簡単。
子ども向けの料理の本だが、年齢を問わず活用できるアイデア満載。
余談だが、災害などの緊急時に「水が使えない」「いつもどおりに生活できない」という場面でも活用できるかもしれない。
災害時向けの本ではないが、こういうやり方も知っておくと、いざという時に活用できそうだ。
ビニール袋にはいくつか種類があって、「湯煎ができるもの(熱に強いもの)」「冷凍ができるもの」など、特徴に合わせて袋を選ぶ必要がある。
耐熱温度などの表示を確認してから、やってみることにしよう。
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アイデアがスゴイ 楽しい料理本
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投稿日:2023/05/28 |
2022年刊行。
ペットボトルを使って、材料を混ぜたり、型にしたり、ゼリーを固まらせたり、絞り出したり…いろんな料理やお菓子を楽しく作る料理本。実用書。
本書は子どもが楽しく、安全に料理を体験できるように、「火を使わない」「包丁を使わない」レシピも多く収録。
材料を加熱する時は、電子レンジを使うなどして、現代の台所で無理なくできるように配慮してある。
ペットボトルに材料を全部入れて、蓋をしてから、よく振る。
これでお菓子の生地やドレッシング、バターなどを作ってしまう。たこ焼きなどは、そのままジュースを注ぐように、生地をタコ焼き機に流しいれる。ユニークで楽しい。
もしかしたら、普通に作った方が、料理に慣れている人は楽かもしれない。でも、こういう遊び心があるやり方を知っていると、何かが足らない時に応用が利くと思った。
当たり前の道具を使わず、いろんなものを工夫して、遊びながら生活力や応用力を育てて行ける楽しい絵本。
大人も、時にはこういう遊びをするといいかも。
こんな楽しいことができるなんて、豊かだと思う。
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雲の上の人が身近に感じられる
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投稿日:2023/05/26 |
2020年刊行。
映画やパソコン、インスタントラーメンなど、現在の生活には欠かせない便利な道具や娯楽を開発した科学者たちを、楽しい漫画で紹介する絵本。
科学や歴史の知識が全くなくても大丈夫。
この絵本は、イラストと漫画を見ていると、なんとなく全体の流れがわかってしまう。
例えば、映画を開発したリュミエール兄弟の実験室の様子が実に生き生きと描かれ、発明に必要な器具や部屋の内装、その発明に関連している出来事や人物などもさりげなく描かれている。
パソコンでお馴染みのビル・ゲイツの開発室はもっと面白い。開発に必要な器具はもちろんだが、仕事の合間に遊んでいた?ボードゲームや、つまんでいたスナック類、壁には目標を書いてあったりして、リアルだ。
ぜひのぞいてみて欲しい。
年齢に関係なく楽しめる絵本だ。
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ボタンの付け方 新鮮な発見
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投稿日:2023/05/16 |
2022年刊行。
ボタンをつける、破れたところにアップリケをする、ズボンの膝の補強、靴下の穴の修繕…ちょっと破れたところを自分でなおす方法を教えてくれる手芸の本。
ボタンの付け方は1つしかないと思っていたが、本書では糸のかけ方を変えて、いろんな表情になってかわいい。糸がクロスしたり、植物やお花のように見える工夫を加えたり、ちょっとした手間で、楽しい雰囲気になった。
ただ修繕をするだけではなく、直した後は、直す前よりも素敵になって、もっと好きになって、長く洋服などを楽しめるようにしている。遊び心満載。
本書は年齢問わず、お裁縫や手芸が好きな人におススメ。
小学校に通う子どもが持っているきんちゃく袋や、帽子のゴムつけ、ゼッケン付けなど、学校関係のものもあるので、現役小学生にもいいと思う。
私は小学校の時に、手芸クラブで裁縫をしていたので、ちょっと懐かしい感じがしちゃった。
大人になっても、手芸は好きだ。今は贅沢な時間だと思って、好きなものを作っている。大人の経済力は素晴らしい!
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不思議な作物
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投稿日:2023/05/15 |
1999年刊行。イチゴの栽培方法を中心に、歴史、品種、利用法、植物としての特徴などを紹介した学習絵本。実用書。
田舎に居た時、田んぼのわきにイチゴが植わっていて、毎年5月くらいになると、酸っぱいイチゴがたくさんなっていた。
白砂糖を大量に使って、イチゴのジャムやシロップを作ったりした。そのまま食べると酸っぱいので、牛乳と砂糖をたっぷり入れて、「イチゴ用のスプーン」でつぶしながら食べたことを思い出した。
イチゴは不思議な植物だ。「実」と言っても、実は実ではない部分を食べている。ランナーという茎のようなものを伸ばして、どんどん新天地を開拓して、新しい苗ができていく。
変な形の実も、けっこう良くなっていて、面白がって食べていた。イチゴ農家の知り合いが、出荷用にならない変な形のイチゴを大量に安く売ってくれていたのだが、どうしてそういう形になるのか不思議だった。
長年の疑問が、いくつか解決されたが、新しい疑問も生まれた。大人になってから、改めて、身近な植物のことを調べてみると、楽しい体験が増える。思い出も生き生きとよみがえってくる。
実際に栽培するためにも利用できるように、情報量の多い実用書でもあるが、読み物として楽しんでも素敵なシリーズだ。
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科学者は何をしているか?がわかる絵本
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投稿日:2023/05/15 |
2020年刊行。紀元前のタレスさん〜現在の江崎玲於奈さんまで、空気や光、物質の研究をした有名な科学者を紹介する絵本。
原子や分子、科学の基礎知識もちりばめながら、漫画を見るようにわかりやすく工夫して、科学者の日常や、発見・研究したことが描かれている。
キュリー夫人の放射線の研究は有名だが、実際には夫のピエールと妻のキュリーの二人が協力し合って、いろんな実験を根気よく続けて研究していたことがわかる。
科学の知識がなくて、絵の中にある器具などが何に使われているのかもわからないが、「大変だった」ことはわかった。
そんな風にして、なんとなく雰囲気をつかんで、科学に慣れ親しむ絵本。
理屈はわからないし、文章で表現されるともっとちんぷんかんぷんだと思うが、絵で図解されると、なんとなくわかったような気持ちになるのが不思議だった。
絵を見るのが好きなら、科学が嫌いでも、カッコいいと思って読めると思う。科学に対する苦手意識がなくなるのでは?と期待。
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