新刊
世界の国からいただきます!

世界の国からいただきます!(徳間書店)

世界26か国の食べものを紹介した、楽しい大判絵本!

話題
うごく! しゃべる! ぬりえーしょん 恐竜

うごく! しゃべる! ぬりえーしょん 恐竜 (小学館集英社プロダクション)

お子さまの塗ったぬりえが、アニメーションになる!フランス生まれの画期的なぬりえシリーズ!

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てぃんくてぃんく

その他の方・50代・奈良県、女の子22歳

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自己紹介
タイムスリップを夢見る 自称永遠の17歳
絵本も児童文学も、読むのも好きなら書くのも好き。児童書のない生活なんて考えられません。

指導員の傍ら保育園・学童で選書に関わらせてもらったりし、ここんとこ司書をしております。
溢れんばかりの宝島で、お客さんの反応も見ながら、偏向なくなんでも読んでいる気がします。読みすぎて、なかなか絵本ナビに投稿できませんが、良くも悪くも特に印象的だったものは欠かさず投稿したいと心掛けています。
なまらぬる〜く見守ってやって下さい。
好きなもの
竹下文子/鈴木まもる・村山早紀・降矢なな・広野多珂子・甲斐伸枝・今村葦子

「勾玉三部作」 「守り人シリーズ」 と文学のファンタジー読みです

−*−*−*−*−*−*−*−*−*−*−*−*−*−*−*−*−*−*−*

娘は
太宰 治・中原中也・芥川龍之介・ダ・ヴィンチ・

「人間失格」 「文学少女」 「ココロコネクト」など「ダ・ヴィンチコード」を狙い中

(敬称略)
ひとこと
読み聞かせ大好きの娘も中学生になり、絵本は純粋すぎるなど言って、ラノベや日本文学を読んでいます。
ほぼ365日部活のため、朝読の10分で必死に読破しているようです。

今のとこ、レオナルド・ダ・ヴィンチが大好きで、フリーメーソンなどにハマっちゃっているようです。
太宰 治に共感できるようです。中原中也に芥川と、アンダーローストーリーがいいそうです。
……思春期です。
あとはボカロっぽいラノベやアニメっぽいラノベを読んでいます。

母は図書館のなかを乱読中。3行読んだら夢の世界へ行ってしまうことが悩みの種。

てぃんくてぃんくさんの声

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なかなかよいと思う ずっと一緒だよ  投稿日:2019/07/04
いのちの木
いのちの木 作・絵: ブリッタ・テッケントラップ
訳: 森山 京

出版社: ポプラ社
いろいろあって甘えんぼになった高校生と並んで寝転がりながら読みました。

うぅぅん、ベタ!
でもそういうタイミングなら泣いただろうな。
JKは受け入れたようです。

身近な人や動物が亡くなった時に読むと救われるのではないでしょうか。
たとえ目の前からいなくなっても、記憶はいつまでも皆で共有できるし心はそばにあるよ。
優しく伝えるには良い本だと思います。
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なかなかよいと思う 壮大な愛の物語  投稿日:2019/07/04
かぐや姫のおとうと
かぐや姫のおとうと 作: 広瀬寿子
絵: 丹地陽子

出版社: 国土社
生まれ変わりの恋物語はありがちですが、いささ丸が落ち着いていてしっとり大人の話といった印象。大人の愛の物語ですね。
ぐっと引き込まれました。
ビジュアル的にもとても雰囲気のあるロマンチックラブストーリー。

かぐや姫のお話部分も、創作とはわかっていながら、あれ?本当にそんな話だっけ、原作を読もうかなと思わされた。
しかしかぐやとの恋はどうなったのかな。亜古奈と同じように転生しているなら少しは出会って欲しかったし触れて欲しかったかなあ。

ラストのいささ丸はもう高校生じゃないですね。誰がこんな選択をするのでしょう。大人でもなかなか難しいと思います。私にできるかなぁ……。
でもイヤではありませんでした。
しかし本気の恋愛をした子でないと、この選択はわからないかもね。
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自信を持っておすすめしたい 丁寧に描かれた物語  投稿日:2019/05/15
言葉屋 言箱と言珠のひみつ
言葉屋 言箱と言珠のひみつ 作: 久米 絵美里
絵: もとやま まさこ

出版社: 朝日学生新聞社
タイトルに惹かれて書架から抜き出したらとってもかわいい表紙。なんだか真似して描いてみたいファンシーな表紙だなと開いてみて、袖に、言葉にする勇気と言葉にしない勇気があるとのおばあちゃんのセリフが書いてあり心を奪われました。
自分に深くうなづくところがあったのです。

それでもただのファンタジーじみた定番小説を思い浮かべていましたが違いました。
作者のなかで言葉屋の設定がかなり細かいのではないでしょうか。裏設定とかめっちゃ作りこんでありそう。
歴史まである言葉屋が出てくると吸い込まれました。
お話自体は現代の子供たちが集団生活で経験することばかり。きれいごとではなく結構子供世界を表してあるのではないでしょうか。

主人公が恐ろしく芯のしっかりした子なので、ひとつひとつ丁寧に向き合い乗り越えていきます。
私はもっとちゃらんぽらんだったかも(苦笑)
大人になった今、主人公のやりとりがよくわかります。
もしかして子供たちもそうなのかな。こういうやり方があるんだと気付くのかな。

久しぶりに心から楽しい本に出逢いました。happy。
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あまりおすすめしない ジャイアンみたいな大入道  投稿日:2019/05/15
おばけもこわがるおばけ
おばけもこわがるおばけ 文: 内田 麟太郎
絵: 西村 繁男

出版社: 童心社
このコンビの絵本が好きなので、おはなし会でどうかなと手に取りました。
が、ちょーっとパワハラちっくというか、ドラえもんワールドを思えばなんともないはずですが、なぜか引っかかってしまったのですねぇ。

大入道はボスなのでしょうか。説明がないけれど、火の玉に物を投げてあたるとか、他のおばけに変身しろと命令するとか、気分が良くなったらコロッと態度が変わるとか。
声に出して読みやすそうな楽しい絵本だけに引っかかりました。
が、子供はきっと変身シーンに沸くのでしょう。こんな小難しいことを考えるのはナンセンスかな。
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自信を持っておすすめしたい 様々なシーンで読めそう  投稿日:2017/03/22
空の絵本
空の絵本 作: 長田 弘
絵: 荒井 良二

出版社: 講談社
うわぁ、素敵な絵本!!!
なんでこの大きさにしたの、もっと大判にしなかったの。すごく残念です。
そんな思いに駆られる芸術性あふれる詩と挿絵の見事なコラボ。
これはゆっくり落ち着いて読み聞かせもいいし、お疲れの大人へのプレゼントにもいいし、飾っておくのもいいね。福士センターでもいいと思いますよ。
願わくば大きさ、ですかね。

特に夜空の星がまたたくページは、小さななにかが細々描かれていて、あのチカチカまたたく様子が見事に再現されていました。脳裏に夜空が甦った。
今度買おうかな。
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なかなかよいと思う 一宿一飯の恩義  投稿日:2017/03/22
ゆうれいとどろぼう
ゆうれいとどろぼう 作: くろだかおる
絵: せな けいこ

出版社: ひかりのくに
前2作よりパワーは落ちますが相変わらずのハチャメチャ世界。
幼い子供と読んだら大笑いの楽しい時間が過ごせると思います。
読み聞かせ向きでしょうかね。

とりあえずお世話になったらお礼をしましょうね。
この幽霊、シリーズ通してなかなか義理堅いのが愉快です。
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自信を持っておすすめしたい 親子で愉しむ良質絵本  投稿日:2017/03/22
おいしいものつくろう
おいしいものつくろう 作: 岸田 衿子
絵: 白根 美代子

出版社: 福音館書店
なんて良質な素敵絵本。
子供さんのいる家庭なら絶対一緒にお料理したくなっちゃいます。
一日のお料理がデザートに至るまで、子供が作って楽しいレシピが詩にのせて描かれています。歌いながらお砂場やおままごとで作ってもいいかも。
園で読むならみんなで作るのが楽しいだろうな。保育園の給食のような手作りメニューなのです。
朝起きてピクニックに行って、おやつをおすそ分けしてご近所さんと夕飯を食べ、というスペシャルデーです。ワクワクしちゃうね。

面白いのは、素直に楽しむ子供たちの影で大人が、ピクニックはいいけど支度が大変など愚痴まじりに呟いている姿です。
パパもママもやたらリアルで、そうそう!と共感すること間違いなし。丁寧に読んでみてね。
これはおうちで親子で大切に読むのに向いているかも。大勢で読むなら抜粋かな。
作者も自然のなかで木苺を摘んでデザートを作るのが好きだったそうです。
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なかなかよいと思う 津波に遭った水族館  投稿日:2017/01/24
がんばっぺ!アクアマリンふくしま
がんばっぺ!アクアマリンふくしま 著: 中村 庸夫
出版社: フレーベル館
地震の時の様子が詳しく語られていて、一部の飼育員さん達が家で待機したのではなく水族館で生き物を守ったのだと知りました。
そして全滅ではなく避難した生き物がいたこと、その受け入れや搬送について飼育員さん達の血と汗と涙、人間を信じてくれた生き物たち、前へ進む気持ちを知ることができました。
他館が受け入れたことはもちろん、実家に持ち帰って一緒に避難したとか、飼育員さんが責任感だけでなく本当に生き物が好きだという気持ちも感じられ、水族館がただのエンタメの場ではなく喜びにあふれた場所だと思えてよかったかな。

小学校3年生くらいから読めるかと思います。きれいにまとまっています。
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自信を持っておすすめしたい ジンベエさんに会った後に  投稿日:2016/12/05
ジンベエザメのはこびかた
ジンベエザメのはこびかた 写真: 松橋 利光
文: 高岡 昌江
絵: 宮野 耕治

出版社: ほるぷ出版
海遊館のジンベイザメが、あの大きな水槽に入るまでの運搬法について写真で追った絵本。

ちょうど海遊館ナイトスクールで海獣たちも乗るというエレベーターに何回も乗り、ジンベエザメを吊り上げる大型クレーンを見せてもらったばかりなので興味津々で読んだ。
この表紙の数だけいろいろな人が関わっており、クレーンの壮大さを思い返しながら大変な作業だなあと。いろんな水族館本を読むにつれ、飼育員の大変さが身に染みる。
海くんも遊ちゃんも、土佐からこうやって旅してきたのだね。
ちなみに海遊館のホテル側の上を見上げてください。あの赤い壁の合間に見える黄色い鉄骨がクレーンです。

たくさんの写真が載っており詳しく書かれているので、お子さんとひとつひとつ指さしながら読んでいくのがよいのではないでしょうか。
海遊館でなくともジンベエさんを見た後に、彼がもともとは海にいたのだということ、それを人的に運んできたということを実感できると思います。
そして海遊館圏内の方、必見。
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なかなかよいと思う 震災後の海底  投稿日:2016/12/05
ダンゴウオの海
ダンゴウオの海 写真・文: 鍵井 靖章
出版社: フレーベル館
ただの魚の紹介絵本かと思ったら、東日本大震災の絵本だった。
津波の後すぐの海中から最近までを写真で追っていて、家庭用品が転がる海底を魚たちが受け入れて暮らしている様子が描かれている。

こんなことがあった、その海底は今こんなだ、と作者の伝えたい思いがいっぱいに詰まった絵本で、子供だけにとどまらず大人が一緒に読むことによって津波について、東北の海について思いを馳せるのがよいと思う。
海藻があんな一気に芽吹いたことに命の強さを思った。
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